身体の動きとバイクの動きを知る


一年の中でも比較的過ごしやすい5月

寒さも和らぎ、雨の影響も少なく、暑さの影響も僅か

バイクに乗るには絶好の時期ですが

今年度はスケジュール調整の関係で3月の第1回から

2ヶ月弱もの期間が空いて第2回の開催となりました。

長くお待たせした事もあり

初参加や久しぶりの方、常連とそれぞれ参加者が集まり

車種も原付二種から大型クルーザーまで多種多様な車両が集い

賑やかな開催となりました。

 

全員でエクササイズの後

場内外周を周りタイヤを温めたり、バイク、ライダーの体調を確認して

コースへ案内

一同に走るとコースが狭く感じる台数ですが

安全のためにしっかりとコースを案内、

把握したのちにフリー走行へ

 

曇り空ながらも気温は少しずつ上がり

連続走行は体力を奪っていくコンディションですが

初参加者は面白さを感じ始めている様子で休む事なく走り続けます。

午前は2回目以降の参加者に向けて課題点の修正提案や走行中の気づきなどを確認

上体の動きなど、本人意識と外から見た印象とのすり合わせをしていきます。

 

昼休みを挟んで初回参加者の骨格タイプを確認

自分の身体を知る事で自然な動きを確認でき

動きやすさを引き出すことに繋げていきます。

既存の参加者の方が自分と同じなのか?違うのか?と

興味を持っているようです。

 

 

午後はそれぞれの動きを踏まえて

初回参加者を中心にライディングポジションから修正提案

車両上の安定を確認しながら、より適したポジションを探り

アクセル、ブレーキ、ラインなどはタンデム走行で体感してもらいます。

 

後半はブレーキトレーニング

安定したポジションと共に、ブレーキの操作について

再確認した上で

繰り返しブレーキをコントロールする事で

車速とブレーキの効きの関係を身体で身につけていきます

 

 

久しぶりにバイクに乗り出したり

免許取得後、間も無いなど

車両がどのように動くのか、そのためにライダーはどのように操作するのか?

忘れたり、知らなかったりするものです。

タンデム走行で良く耳にするのが

「バイクがこのような動きをするとは知らなかった」

というもの

特にブレーキについては奥深い技術でもあり

未経験の領域となるようです。

乗車の基本でありながらも使いこなすには

操作、動作の理論を理解した上で

積み重ねが重要であると言うこと

 

初参加から常連まで、それぞれの場面で

ブレーキの技術は磨けば磨くほど

ライディングの深みが出てくるのではないかと再認識します。

 

参加者の目標と振り返り

前回参加時の課題をクリアする上で内肘の位置や肩の位置について意識を向けて走行しました。

頭の位置から目線の送りを変える事で、身体の動きが連動して走ることができるようになりました。

課題を絞り込むことで課題をクリアすることが出来ました。

 

 

 

新しい車両に慣れるために、ポジションなどを考え、カーブを楽に曲がれるようになることを目標に走行しました。

軸を意識したり、ライン取りを意識したことでハンドルが切れる事に自信が持てるようになりました。

小回りでもスピードを落として曲がることができるようになり、低速でも怖さがなくなりコーナーが楽しくなる事が実感できるようになりました。

 

Uターンのような低速の小回りができるようになることを目標に走行しました。

身体の軸を意識してアクセル、ブレーキを適正使用することでメリハリのある走りが意識できるようになりました。

ライディングの楽しさを実感する事が出来ました。

 

 

気持ちよくコーナーを曲がれるようにするために、コーナー立ち上がりのアクセルタイミングやコーナー進入時のブレーキリリースタイミングなどの課題を意識して走行しました。

自分に合わせた身体の使い方、軸を意識した事でコーナー進入が楽になり、楽しくバイクに乗る事が出来ました。

 

 

 

低速のターンができるようになるために、小回りを意識して走行しました。

身体の軸を意識した使い方からブレーキングによるバイクの動きを理解できたことで、アクセルも開けられるようになりました。

特に午後からは自分でも自覚出来る変化があり、低速のカーブやブレーキングが変わり、結果として小回りが出来るようになりました。

 

 

右の小回りに不安や、下りカーブの苦手意識がありスムーズな運転が出来るように走行しました。

驚きの連続でしたがタンデム走行でフロントブレーキの使い方を体感したことで、旋回時にフロントブレーキが使えるようになってきました。

シートの着座位置やフロントブレーキの使い方がわかり、ちゃんと止まれるとアクセルが開けられる事がわかりました。

 

 

より小さく回る事ができるようになるために、ブレーキの調整やブレーキのためにアクセルを開けること、リヤブレーキをより使えるようにすることを目標に走行しました。

前後ブレーキを積極的に使い、特にリヤブレーキは引きづり気味で使う事で旋回半径が小さく、スムーズなアクセルオンが出来るようになりました。

 

 

 

ブレーキから旋回終了までの間にある空想距離を短くするために、操作の空白を少なくすることを目標に走行しました。

身体の使い方を修正してバイクと身体の動きに一体感が出たことで操作の空白を減らす事が出来ました。

 

 

 

 

朝から得たものを活かしながら夕方は全員でレーシングコースの体験走行

 

ベストコンディションも相まって、疲れながらも終始走り続ける姿から、楽しい表情をたくさん観る事が出来ました。

 

夕日の時間には間に合いませんでしたが、長くも楽しい1日となりました。

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