身体の先から動きを連動させる


開催直前に季節外れの大型台風と

梅雨前線による影響から、日本各地で降雨被害が多発

少し雨が残る程度の予報での開催となりましたが

朝方から黒い雲が立ち込め、風の影響が残るものの

路面状況はほぼ乾いた状態で、途中降雨の予報もいつの間にか無くなり

雨の心配は完全に無くなった状態で開催する事ができました。

今回は通常の走行に加え、車両の用品体験とライダーの用品体験の2つをプラスして開催

車両の用品はKOODアクスルシャフトフロント用の取付前後比較体験

ライダーの用品は身体のタイプに合わせたグローブの着用体験

とそれぞれ自分の車両、用品だけでなく交換したことによる走りの違いをそれぞれ体験してもらいました。

 

雨の影響は完全に回避できましたが、風は強い状態。

黒い雲が流れ日差しが強くなっても風の影響から気温は落ち着いたままで

走行にはちょうど良いコンディション

完熟走行からパイロンのコースを走り込む中で微調整を繰り返しながら走行を続けていきます。

久しぶりの参加で良かった時の走りに戻りきれていない場面で用品を試してもらうと、予想以上の違いを感じてもらう事ができました。

 

身体別グローブ体験コメント

いつもアクセル側で腕が詰まってしまう動きになってしまうのが課題で、過去もグリップの持ち方について提案され、都度修正してきました。修正直後は良いのですが走行を重ねて行くとまた元に戻ってしまっていました。

着用して走行すると、走りが劇的に変化しました。

グリップの状態が安定して右コーナーでも楽にアクセルを開けられるようになり、ブレーキングも安定しました。

身体の動きが変わった事で少しオーバーペースになってしまう位でした。

 

午前中に自分の車両以外に体験車両を試乗

用品交換前のスタンダード状態で体験車両の動きを確認してもらい

午後からはフロントのアクスルシャフトを交換して試乗してもらいました。

 

KOODアクスルシャフト体験者コメント

体験車両HONDA CB1300SF(SC54)2004+KOODクロモリアクスルシャフトフロント用(H-F-001)

*フロントの軽さに違いが有って、滑るようななめらかさで直進する感じです。ハンドルのキレも軽くなり曲がっている時の接地感も良いです。タイヤを変えるよりも良い印象です。

 

 

 

 

 

*交換前は体験車両に乗れている感じがしませんでしたが、交換後は普通に乗れるようになりました。交換前の挙動は怖さを感じたのですが交換後は普通の挙動となっていました。

自分の車両では怖さを感じる事はないのですが、自分の車両での導入も考えたくなります。交換前は車両前後の動きがチグハグな感じがしましたが交換後は無くなってました。

(コメント補足:体験車両のタイヤコンディションが前後ともに良く無い状態での体験)

*フロント周りの剛性感が感じられるようになり、フロントサスペンションの動き出しが滑らかで追従性が上がったようだ。

フルブレーキ時の動き出しも同じタイミングでブレーキングを行うと交換前よりも挙動が速いのでその分速いタイミングでブレーキが効いているように感じる。

路面のギャップを超えた時、追従性が向上したことでフロント周りの挙動が滑らかとなっている。結果として車両全体の動きが安定していることを感じられる。

路面の数センチ下を走っているかのような食い込み感、安定感が感じられる。

 

 

同じコンディションの中で、走る、曲がる、止まるを行う事で車両の用品についても、ライダー用品についても

細かな違いをしっかりと感じてもらう事ができました。

その場で感じた事を直ぐに聴く事でダイレクトなコメントを確認する事が出来ました。

 

 

手先、足先など末端から身体の動きが変化していく

・身体に合わせたグローブによって手の使い方が変わり、身体の使い方が変わる

・ブレーキレバーの手について操作方法を変える事で腕周りが楽になり、身体の動きが変わる

 

と「先」の使い方次第で身体の動きは楽に動くことも、止めることも出来ます。

アドバイスをもらっても思った通り、言われた通りに身体が動かない場合

そのまま出来ないのは「自分が出来ない」のではなく

出来るための手段になっていないだけかもしれません。

動きを得るためには身体を安定させる。

不要な動きに気づくと、必要な動きがしっかりと認識できる事につながります。

 

 

参加者の目標と振り返り

身体の動きを適切にすることで、狙った走行ラインに導くことを目標に走行しました。

アクセルの持ち方を変えたこと、体幹の動きを今までより小さく動かしてみたことなどから走行ラインが安定して走行する事が出来ました。次回以降も引き続き試してみたい。

 

 

 

丁寧な操作を意識してフロントブレーキの使い方をマスターすることを目標に走行しました。

走行していても中々小さく曲がる事が出来ず、腕の痛みも出てきたのですが、フロントブレーキの操作方法を変えたことで腕の疲れが無くなりました。

更に旋回がやりやすくなり小さく回る事ができるようになりました。

曲がる時のブレーキの使い方が変わりました。

 

頭の位置を気にかけ、目線の動作を合わせ、フロントブレーキを強く掛けられるようにすることを目標に走行しました。

オフ車の前輪21インチという大きさがネックでしたが、サスペンションを縮めながらスポーティーに走る事が出来ました。フロントブレーキも使い始めたので、フロントサスペンションの動きが身についてきた気がします。

 

 

ブレーキやアクセルのタイミングを適切にすることで、昨年良かった時の走り方を確認しながらタイトコーナーをスムーズに走る事を目標に走行しました。

腕が突っ張ってしまい、右コーナーなどでブレーキ、アクセル操作が上手く出来ない状態でしたが、グリップ位置が安定したことで、右コーナーが楽になり左コーナーへの繋がりも良くなりました。

 

 

 

1日の締めくくりはレーシングコースの体験走行

アクセルワーク、ブレーキングの再確認と共に、幅広のコースで走行ラインについてしっかり確認していきます。

 

良好なコンディションから全員がいつも以上に走行を重ね、沢山の収穫を得る事が出来た1日となりました。

夕日の時間でも荒波の日本海。終日風の強い1日でした。

 

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