スポーツモデルのダイレクト感を活かす


秋晴れの澄み切った青空

と言うには遅い残暑?とも表せそうな30℃超え、厳しめの暑さの中で第12回の開催となりました。

 

今回は参加車両が全てスポーツモデル

コーナーリングを目一杯楽しめるように、バンクの長くなりそうな

一方でライン取りをしっかり考えながら走る事を求めるコースを設定しました。

 

直射日光の日差しは強烈ながら、やや強めに吹き続ける風は9月の涼しさ

各自の目標確認とエクササイズを済ませても心地よい陽気です。

完熟走行後、コースを案内して各自のペースで走行スタート

日差しの割に走行風が適度に身体をいたわり

最初から集中した時間を長く続けながら走行を重ねていきます。

 

免許取得後まだ日が浅かったり、この時期にようやくバイクのシーズンインを迎えるなど

各々のコンディションには開きもありましたが、

互いに走行ルールに則り

ペースを保ちながら課題に取り組んでいきます。

準備のエクササイズの動きから身体の動きに繋げたり

アクセルグリップの握りを研究したり

過去参加時からの積み重ねを踏まえ

走りを安定的に磨き上げていきます。

スポーツモデル特有のハンドルの低さ、シートの薄さ、ステップの幅が短く硬質など

接する部分から車両の動きがダイレクトに伝わることから

動きを知る事が出来るのはもちろん

自分の動きを伝えることもダイレクトになります。

 

自分の動きがダイレクトに伝わるだけに

自分が安定して的確な動きをすることで

車両がしっかりと動き出す。

 

自分らしい動きをしっかりと見極め、実践することで

車両もその動きに反応する。

同じ車両でも人の動き方が変わる事で、車両の動きも変わると言う事になります。

 

バイクとライダーが接するポイントを中心に

自分固有の接し方から意識してみると

バイクとライダーとの協応(意図した通りに動く)しやすくなってきます。

自分の意思を伝え、バイクの動きを感じる部分には

こだわってみたいですね。

 

同じ車両どうしでの情報交換や

身体の使い方の共有など

同じタイプの車両が集中したことで

効果的な成果を得られたようです。

 

 

参加者の目標と振り返り

免許取得後まだ期間が僅かでまだ左右のターンに不安が多く有ることから、左回りを上手に回れるようになる事を目標に参加しました。

前半は上体の緊張、つっぱりが抜けないまま走行して、特に小回りは苦戦していました。

午後に入り下半身の安定方法を変えてから、上半身の力が抜けて安定するフォームを意識せずとも維持する事が出来るようになりました。自分でもビックリする位の変化がありました。

楽しさが50%アップして不安が50%ダウンしました。

 

腕の突っ張った乗り方から車両に合わせたライディングフォームで、タイトなコーナーでもスムーズに走行できるようにすることを目標に走行しました。

シートに座る位置を変えたことで前傾を作りやすい状態となり、腕が楽になってきました。更にグリップの握り位置を変更して操作がスムーズになりました。

アクセルを開けるタイミングを変えて安定的に走れるようになってきました。

 

 

バイクに乗るのが久しぶりのため、感覚を戻し、丁寧に乗車する事を目標に走行しました。

身体の使い方で特に肩周りの力が上手く抜け、前輪の動きを感じる事ができました。

またアクセルを開けるタイミングも見直したことで、より安心、安全な走行が出来るようになってきました。

期間が空いたことで、慣れてしまうと見えなくなってしまった感覚をリセットできたことから、気付きを得る事ができました。

 

スポーツ車両の特性を最大限に引き出してくれるレーシングコースを体験走行

同一傾向の車両が集まったことで、意識が集中した状態で過ごす事ができました。

 

日本海に沈む夕日も少しづつ早くなってきました。

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