濡れた路面で確認するうごき


8月のお盆を過ぎると暑さが幾分和らぐものですが

連日の雨によって気温は若干下がったものの

湿度が高く、蒸し暑さを感じることも少なくありません。

今開催は事前に警報級の雨になる可能性が出ていたものの

天気が変わるタイミングが遅くなり

朝は奇跡的に乾いた状態からスタートする事が出来ました。

 

今回は途中の降雨は覚悟の上で

参加者の目標や現状を踏まえ

普段よりパイロンを沢山使ってカーブを作り

しっかりと曲げ切らないとクリア出来ないコーナーも設けて

濡れた路面だからこそ

メリハリを効かせた走りを目指せるコースを設定しました。

 

早めに集合出来たこともあり

雨が降る前に開始時間前倒しでエクササイズ、完熟走行と進め

コース案内から、フリー走行へとリリース

1時間弱でしたが

路面が乾いた状態で現状のライディング確認を行う事が出来ました。

 

細かな切り返しの連続コーナーにも各々がしっかりと対応して

雨が降り出し

路面が次第に濡れてきても

しっかりとした走りで雨は苦にならないようです。

次第に激しい降雨や暴風となる予報が出ていたこともあり

お昼休みを後ろ倒しにして

なるべく午前中に走り方を工夫してもらいます。

走りのヒントにしてもらうために

後方シートに乗ってもらったり

ちょっとしたポジション変更を試したり

走りと車両の両面から工夫、見直しを進めて行きます。

午後からは

午前の走行を踏まえた形で走行を再開しましたが

走り方の特徴を確認してもらうために

異なる車両を体験してもらい

更に相互の車両を体験乗車

乗り方、特徴を再確認できた様です。

 

濡れた路面はツーリング先で雨に出会ったり

日陰で雨上がりの乾きが遅い場所を通るなど

仕方なく走行する場面が多いかもしれません。

一度でも濡れた路面をしっかりと走るトレーニングをする事で

濡れていても意外に走れる、滑らない

などを知る事が出来ます。

気持ちの面でも大きな余裕が生まれます。

 

しかし

濡れた路面が「しっかり」捉えられる走りには

タイヤを使うことが必要になってきます。

そのために必要なことは過去からも繰り返し本ページ内でも紹介していますが

身体を安定させ、的確な動きで

車体を動かし、タイヤに適切な力を与える

スムーズに

メリハリを効かせる

安心、安全に走るために、このような技術が大いに役立つでしょう。

 

 

参加者の目標と振り返り

丁寧な操作を行いハンドルをフルに切って曲がれる事を目標に走行しました。

ブレーキを掛けるタイミングを変えたことで、向き変えが早くなりペースアップに繋がりました。ある程度のペースでも路面が濡れていても滑らずに走る事が出来ました。

 

 

 

 

ハンドルのキレを意識して、この形を積極的に作れるようにする事を目標に走行しました。

雨でそれほどバンクをさせなくとも走れたが、大きな車両が思った様に動かせなかった。フロントブレーキをもう少ししっかり使えるように考えたい。

 

 

 

雨の中は気付きと共に課題も明確になるもの。

ステップアップした新しい課題が見えて来たのかも知れません。

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