走行イメージの重要性


例年暑さの厳しい時期は

屋外での活動が危険な状況になることもあり

ライディングレッスン含め昼間のベイクのイベントは数少くなりますが

暑さと上手くつきあいながら、時期に関わらず開催しています。

気温35℃を超え

何もしていなくても体温以上の気温となる中で

装備を身に纏いながらバイクに乗るのは

我慢比べ的な要素もありますが

短時間集中で休憩、給水を心がけながら

今回は灼熱の太陽下での開催となりました。

 

今回は少ない人数でもあり

走行前に事前ミーティングをしっかりと行い

直近のツーリングで体験した身体の使い方や

書籍から得た内容との擦り合わせを行い

 

頭で考える走りを中心に走行開始

完熟走行から、コース案内と走行を進めていくと

事前ミーティングの効果で、身体が安定した状態での走行ではあるものの、

バイクの動きは安定というより、大人しい動きです。

強大なパワーとトルクを備えた車両故に操作がシビアになるのですが

ここでアクセル、ブレーキをしっかり使う事で

車体が動き出します。

 

コース内で設定した今回限定の特別セクションでは

しっかりとブレーキを使い、

アクセルオンをどのタイミングで行うかを考え

バイクのバンクしている感覚を感じながら走行することを狙い

大柄な車両でもしっかりと走ってもらう事が出来ました。

 

車重があり、パワー、トルクのある車両で

走り、止まり、曲がるための操作は

繊細な動きを求められる事が多くなります。

 

身体を効率的に使い

身体の中心から末端まで

連動した動きを導くことで

身体の自然な動きと楽な操作に繋がります。

操作する人の動きが安定して効果的な動きになることで

車両の動きが安定かつ、パワー、トルク、車体の運動性能に見合った動きへと繋がります。

止まっている状態から

どのように動き出すのか?

自分の特性や癖を知り、活かす事で

力ではない

操作、運転ができるようになっていきます。

 

後半は休憩時のミーティングを重ね

旋回のさせ方について頭の中で整理して

実際に走行に反映していくことで

違いを感じながら本人も納得の走りへと変わっていきました。

 

1日の総まとめでレーシングコースを体験走行

 

参加者の目標と振り返り

下半身からの軸を意識することで体幹がどのように動くかを検証しながら走行しました。

ステップへの踏み込みによる安定によって体幹の安定と動き出しが分かり、乗車時の安定と共にハンドリングの変化を感じる事が出来ました。

ブレーキのタイミングとアクセルのタイミングにメリハリが付き、バイクの挙動が安定したことで、身体が疲れにくくなりました。

 

 

 

暑さ対策で走行して休憩を繰り返しながらも

いつも以上に頭で走りを考える時間ができたことで、効果的な時間の過ごし方になったようです。

夕日となって沈み始めて、ようやく暑さも一段落してきました。

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