濡れた路面で身体の安定を学ぶ


5月連休が明け

気温が高くなる日も増え

バイクに乗ると心地良い季節となってきましたが

2022年度の第5回目は前回に引き続き、朝から雨

前回よりも気温が高いため、身体の冷えについては随分と良くなってきましたが、

風が吹き続け、徐々に強風となる予報も出ていたこともあり、

風対策としてテント設営やコース用のパイロン設置の配慮などを施しスタート

 

事前に完全な雨予報が出てしまうと、どうしても参加を躊躇してしまうようで

今回も一人貸切

プライベートコースと同じ状態になりました。

 

走行前の事前ミーディングでブレーキ操作に関するテーマを確認

冷静に現在のブレーキ操作を認識しており、車両の動きと合わせて目標達成へ向けて

どのような課題走行を行うかなどを共有します。

 

実際に走行して車両の動きや身体の動きを確認していくと

やはり慣れない濡れた路面での走行

手に力が入り

走行で疲れが出てくる様子が見られます。

疲れも考慮して課題走行としてブレーキ操作をシンプルにした上で

車両の動きがどのように変わるかを体感してもらいます。

濡れた路面故にタイヤのフィーリングもより顕著に現れる事を確認します。

 

濡れた路面は乾いた路面で感じなかった感覚を得られるチャンス

雨が昼過ぎまでの予報で

午後からは路面が乾いてくることから

濡れているうちに課題解決に向けた走行へ

 

繊細なブレーキ操作、アクセルワークと右手は非常に動きがシビアですが

これらの操作が上手くいかない状態とは

更に別の役割、操作を行なっている事も考えられます。

 

例えば身体を支える役割だとすると

右手からこの役割を無くし、

身体、特に体幹を別な形で安定させる事が

手の動きに自由度を与えたり

更には手の動き次第で

身体の動き全体へも影響を及ぼします。

人それぞれの身体の動きに合わせることで自然な動かし方となり

安定と動きの連動に繋がります。

 

濡れた路面で体幹を安定させる課題走行を行い

身体の安定と共に手への負担も軽減されてきたようです。

 

参加者の目標と振り返り

ブレーキの使い方について速度調整の具合やタイミングについて課題があるので、丁寧に操作することを目標に走行しました。

課題走行で体幹が安定する姿勢に繋がってカーブ進入時の姿勢や車体の向き方が変わりました。

姿勢が安定した事、それに伴うライディングフォームで手の自由度が出来た事で、ブレーキが細かく操作出来るようになりました。

 

濡れた路面から乾いた路面を自分だけのペースで走行したり

コースを外れて独自の場所を走ったり

いつも以上に充実した内容となり

大幅にランクアップ出来た回となったようです。

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