バイクが意のままに操れる楽しさ


10月に入り

すっかり秋めいた気候になってきました。

数日続いていた秋晴れも

曇り空になると朝晩の風が冷たく

季節が変わったことをしっかりと認識できます。

どんよりとした曇空ながら、暑さ、寒さや雨の心配もない安定したコディションでスタートする事ができました。

 

前回の参加車両排気量の平均が1000ccを超えるレベルから

一点してミドルクラス中心の参加へ

参加者に合わせて旋回時間が長めになる大回り、途中で回り込むコーナーも交え、ブレーキを主体に旋回したり、アクセルを開けながら旋回したりと工夫を促すコース設定としました。

複数回参加の方には細かな旋回、切り返しにもチャレンジ出来る要素も取り入れました。

慣熟走行からコース案内を長めに行い、フリーとなったからはそれぞれのペースで走行を続けていきます。

今回は自分自身の身体をどのように安定させ、バイクへの荷重をどのように意識するかを数名試してもらいました。

YoutubeやWebではバイクを曲げるために荷重が必要との情報が飛び交っています。

丁寧に細かなことを解説している情報も多数あります。

しかし

バイクの荷重を考える前に

乗っているライダー自身は身体をどんな位置に置いて

どのように動くのか、動かないのか

 

体重移動によるシート荷重やステップ荷重の前に

移動や荷重が出来る状態か否か その状態を作れるのか、作れないのか

大前提を認識しておく必要があります。

 

人は皆同じ動きで、プロセスも同じという前提から

人によって動き方に違いがあり、結果に至るまでのプロセスには違いがあると考えると

動ける自分の「構え」を整えること

そこからの動きとしてバイクの場合は荷重も意識する要素の一つと言えるかもしれません。

自分に合った「構え」は余計なチカラが入らないので、身体の感覚が研ぎ澄まされ

より敏感に、詳細に情報を感じとることが出来るようになると考えています。

 

 

参加者の目標と振り返り

ブレーキなどの動作タイミング、強弱を変えることでどのような変化があるのかをテーマに走行しました。

身体をコーナーに向けていくタイミングが掴めてきました。

またタイヤのエア圧を変化させて、車両の動きがどのように変わるかを体感し、特性を知る事ができました。

 

 

 

速度の乗るコースで走行した鋭角的な旋回の感覚を基に、低速域でも身体の使い方、感覚がどのように再現できるかを試してみました。

姿勢を工夫したことで高い速度域で感じた旋回を再現することができました。

スーパースポーツ車両の姿勢に慣れてきて、良いペース、リズムで走行する事が出来ました。

 

 

自分の乗り方、技術に自信がなく、カーブの走行に不安があったので、カーブ走行をスムーズに安定して走ることを目標に初参加しました。

着座位置や腕の使い方を変えたところ、コーナーリングが以前より安定して走れるようになりました。

コーナーの不安を感じることなく、ブレーキも前後を意識して使えるようになりました。

不安・恐怖を感じることなく走れるようになりました。

 

 

前回参加のイメージでブレーキングを奥に、スムーズに出来るかを目標に走行しました。

体幹の使い方を変えたことによるコーナーリングの安定感

荷重の仕方を意識したことによるタイヤへの感じ方の変化を得ることが出来ました。

自分のイメージ通りのラインを走ることも出来るようになり、バイクの楽しさを改めて感じることが出来ました。

 

 

ライディングフォームを安定させ、タイトコーナーの苦手意識を克服することを目標に走行しました。

ハンドルグリップの握りをかえたことで、アクセルワークが変わりコーナーの立ち上がりに余裕が出来てきました。

前ブレーキの重要性を再認識することができ、ライディングフォームが安定してきました。

 

 

最後はボーナス企画のレーシングコース体験走行

体験走行から本格的な走行に向けても協力させて頂いています。

 

走りやすいコンディションの中、参加者それぞれが研究を重ね、良い成果を残す事が出来ました。