身体の中心から車体を動かす


2025年度は暖かいコンディションに恵まれず、今回も事前の予報は終日雨

桜の花も見頃は過ぎ、会場のスピードパーク新潟周辺の桜も風と共に飛んでいきそうな葉桜

 

 

 

 

 

幸いにも雨の予報は朝から昼に後ろ倒しとなり、ドライコンディションで走行スタート

 

今回は施設側の設置に合わせて外周の組み合わせを変え、内周にバンクの時間が長くなる大回りを複数配置

 

雨を想定してライン取り、アクセルオンのタイミングを考えられる設定としました。

時折風に乗って雨粒が当たるものの、路面も乾いたまま、薄ら汗ばむ程度で走行を重ねます。

貴重なドライコンディションを有効活用して、末端から身体の中心へと動きを導くアプローチを試したり

動き出しの動作をより意識した走行を試したり

 

 

 

 

 

時折雨粒が強風に乗って落ちてくるものの、昼前までに路面を濡らすまでには至らず午前は終了

更に雨予報が後ろ倒しとなったものの、出来る限り良いコンディションの走行時間を増やすべく昼休みを縮めて午後の走行へ

午後からはスタンディングで身体の動きを確認するライディングも試してもらいました。

 

身体の中心から動きを導くために

当レッスンでは身体の軸と体幹から主導する動きを重視してご紹介していますが

軽い車両、小排気量車などは力任せでも動いてしまうため

腕力に頼った乗り方でも帳尻を合わせられるかもしれません。

しかしスピードが上がったり、時間が長くなるとコントロールの維持が困難となったり疲労へと繋がったり

更には動作の正確性、再現性も影響が出てくる可能性があります。

一定のコースで同じ動作を繰り返し行う事で

動作を身体(脳)に覚え込ませる効果はありますが

自分の身体に合っていない動作では、そもそも動作が出来ない可能性もあります。

人によって身体特性が異なり、車両によって動作のポイントも異なるため

自分自身の動きを知り、車両特性を考えながら動きを最適化する事で

技術のレベルアップや動作のバリエーションを増やす事が容易となると考えています。

 

午後の走行から1時間程で本格的な雨となり

今までの走行で得た内容をウエット路面で試すこととなりましたが

川となるほどの路面状況を感じさせないほど

しっかりとした走りを維持しながら、走行を終える事が出来ました。

 

参加者の目標と振り返り

コンパクトな旋回につながるように、身体の各部の向きを意識して走行しました。

向きを意識することでターンがコンパクトに纏まるようになってきました。

スタンディングのライディングで腰を前後に大きく使えるようになってきました。

今後機会があれば更に左右の動きも意識して取り組んでみたい。

 

 

雨でも楽しく乗れるように外足やハンドルの握りなどを意識しながら走行しました。

リアサスペンションの意識やフロントとリアタイヤの軌跡の違いなどを感じながら走る事ができました。

フロントブレーキはまだまだ使い切れなかった。

 

 

最後は予定通りのずぶ濡れでしたが、ドライとウェット両方をしっかりと走る事が出来て

複数コンディションならではの成果を得られたようです。

当日の映像はこちら

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