2025年度上越地区開催の第1回
前回のプレ開催から3週間
会場の新井自動車学校周辺に積み上げられていた除雪の雪もすっかり無くなり
隣の施設内に咲き誇る桜が春の訪れを感じさせてくれます。
しかし天気は予報通りの荒れ模様
妙高の山々から吹き下ろす強風
風にもたらされる雨粒
路面を濡らす程では無いものの
気温15度の割には身体を揺らす程の強風に、底冷えを感じる寒さからスタート
コースを案内していくと徐々に雨粒が大きく、多くなり路面も薄らと濡れ始めてきます。
強風の影響もあり、路面が濡れては乾きを繰り返し
タイヤのグリップを確かめながら走行を重ねて行きますが
次第に路面は完全なウエット状態となり
強風も重なり厳しいコンディションの中で課題に対する試行錯誤を続けて行きます。
昼休みは雨足が更に強まり、午後からは水溜りが出来るような状態となりましたが、
走りは確実に変化をもたらし
安定した状態で走行出来ていたようです。
過去幾度となく右手を中心に末端からの動きを連動させていくことに
主眼を置いた内容を紹介していますが
今回は一歩深化させて、主体的な動きを主導する取り組みを行いました。
右手はアクセルやブレーキ、ハンドル操作と動きが複雑かつ多岐に渡り
人によって、車両によって、走る環境によっても動きが異なることから
やり方を真似たりして上手くいく事もあれば、操作がし難いこともあります。
自身の身体特性に抗うことなく、自然な動きで操作が出来れば
チカラや技術に依らずとも、身体の動きに繋げていくことができると考えています。
手先から身体全体の動きを導いていく
一般的にはまだまだ理解を得られる内容ではありませんが、
今回も確実に成果として変化を目の当たりにする事が出来ています。
ベテランの域に達している場合でも、慣れた操作を今一度見直してみると
意外な発見が出来るかもしれません。
参加者の目標と振り返り
フロントブレーキの掛け方を比較してコントロール性などを確認する事を目的に走行しました。
ブレーキだけでなく、アクセル操作について意識して走行することで微妙なコントロールが出来たような気がします。シビアなコンディションだったので、良いコンディションの時に更に突き詰めてみたい。
今年初走行なので身体の感覚を思い出しながら、指先や腰などに注意して力まずに流して走行しました。
腰の状態によって上体の支え方が変わって、余裕が出来てきたところ指先にも意識を向ける事が出来ました。骨盤の動きで右ターンがコンパクトに曲がれるようになってきました。
次回以降は身体の向き方について注意したい。
他車両での良いイメージを反映させ、最適なポジションの定着させるため、身体の動かしやすい状態や注意点を意識しながら走行しました。
最初は濡れた路面にビビりもありましたが、後半乾いてきた事もあり他車両のイメージに近づきました。前輪と後輪の差による旋回について理解でき、アクセルの握りについてイメージが変わりました。
走行終了時間には雨も上がり、急激に路面もドライコンディションへ回復
山々にはまだ雪が残りながらも、桜を背に春の季節を感じられる開催となりました。
当日の動画はこちら