操作と走行ラインをバランスさせる


2024年度3回目となる上越地区開催

2023年10月に上越市で開催してから1年となり、昨年は山々の山頂にはうっすらと白いものが見えてましたが

今年は昨年を上回る暑さも有って山は色づく前の緑

朝晩の寒暖差で会場入りした参加者からは霧の峠を超えてきたとの話も聞こえてきます。

 

 

 

10度前半の最低気温から時間と共に気温は急上昇

開始時には既に汗ばむ陽気へ

 

朝のミーティングを行い

軸を整えるエクササイズの後

完熟走行へと進みます

 

 

 

今回は前回のコースを踏襲しながら回る方向を変え

一部パイロンの配置を調整して

緩急を織り交ぜたレイアウトとしました。

セパレートハンドルの車両には少し厳しいコース設定となり

完熟走行では思い通りにパイロンをクリア出来ない箇所もあったようです。

コース案内終了と共にウエアーを脱ぎに休憩に入る姿も多く

コンディションの急激な変化に対応していきます。

 

セパレートハンドルの車両に関わらず

車両の特性を把握した上で

操作と走行ラインのバランスはいつも気にすべきと言えます。

これはバイクの旋回がハンドルだけで行われている訳ではないため

ハンドルの切れないセパレートハンドル車両は傾けることでも旋回力を引き出しますが

傾ける際にどのような圧を掛けていくかも重要で

小排気量車のように車体が軽い車両においても同様でしょう。

ブレーキから旋回への繋がりを大切にすると共に

ラインをシビアに狙うために、意識したいのが内側に近づくタイミング

不慣れな場合に直ぐ内側についてしまい、曲がり切れなくなってしまう事があります。

一般道において、先の見えないブラインドコーナーを攻略する上でも重要な要素です。

向きが変わりきって先がしっかり見え、アクセルオンにできる場所で最も内側にいれるように

理想の出口から入り口を考えられるようになると

コーナーの脱出が楽になり、安全性も高まるでしょう。

 

 

終盤にはコース中に完全停止を行うブレーキトレーニング

今回は既にブレーキレバーやペダルの操作は説明済みのため省略して

ブレーキ姿勢について個々に動きが異なること

動きを意識することでブレーキに対する身体を準備が出来ることを紹介した上で実践

制動時の姿勢からコーナーリングへと繋げていくと旋回性にも良い影響を得ることもできます。

 

 

参加者の目標と振り返り

ハンドルの動きを妨げないリラックスした走りを目標に走行しました。

低速ではハンドルが自然に切れる動きが出来るようになってきましたが、速度が上がってくるとハンドルを抑えてしまい切れる動きを妨げてしまう場面が多かった。

骨盤の動きが甘いと力みが出てハンドルに力が入るので速度の見極めと共に、骨盤の動きを意識したい。

 

 

フロントブレーキを強くかけたり離すタイミングを考え、アクセル、ブレーキを操作を行うことを目標に走行しました。

ブレーキ、アクセルとタイヤにしっかりと圧が掛かることを感じることができました。

他の車両を体験することが出来て気づきがありました。

 

 

アクセル、ブレーキの使い方を色々と試しコントロール性を上げることを目標に走行しました。色々と試して従来通りのやり方が良さそうだったが、もう少し異なる操作を試してみたい。

 

 

 

 

前後のブレーキをいつでも自由に操作出来るようにすることを目標に走行しました。

ステップへの足の置き方や速度に対するラインの見極めなどで、ブレーキの自由度が上がりました。タンデムの体験で小排気量車の走行方法について確認が出来ました。

 

 

 

アクセル操作を見直して1速ギヤでスムーズに走行する事を目標に走行しました。

ギクシャクしながらも1速で走行する事が出来るようになってきました。

回転を下げ過ぎないように走る事でスムーズな走り方に繋げていきたい。

 

 

コースを安定して走行できるようにフルカウル車の正しい乗り方を学ぶことを目標に走行しました。

アクセルの細かな操作が足りず、開け方が荒いという課題が明確になりました。

曲がり方はスムーズになってきたので、今後は細かなアクセルワークを学びたい。

 

 

フラつきが多いのでステップの踏み位置や腰回りの動きなど、下半身の動きをチェックしながら走行する事を目標に走行しました。

自身の動きを改めて意識することでフラつきが無くなり、進入のブレーキも今までより深く入ることが出来るようになり、加速態勢にも直ぐに入ることが出来るようになりました。

全体的にアクセルの空いている量が多くなりました。

 

安定したライン取りで180度ターンなど安定してスムーズに回れるようになることを目標に走行しました。

タンデムにてライン取りのイメージが出来て小さなコーナーも回れるようになってきました。メリハリに効いたブレーキ操作や軸の固定について得ることが出来ました。

回れた時のイメージを大事にして今後に役立てたい。

 

 

季節外れの暑さの中でそれぞれスキルアップや気付きを得てもらえたようです。

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