雨は繊細な操作とメリハリ


バイクに乗るには最適な季節となり、各地で関連イベントも開催される時期

梅雨入り前でもあり、比較的好天に恵まれることも多いですが

回は季節外れの寒気が入り、晴れを見込んでいた予報は一転落

雷を伴う豪雨の予想へ

コース設営前の会場はまだ曇りを保っていいましたが

今にも泣き出しそうな空です

 

 

コース設営と共に弱い雨が降り始め

皆さんを迎えるころにはしっかりとした雨

 

雨のコンディションを見越してか、今回は少人数となりましたが

雨で得られるものを認識してのご参加です

 

今回は濡れた路面を逆手に取り

大小のコーナーを織り交ぜながらもブレーキをしっかり使う場所を設定し

前後のタイヤを把握する必要性を感じてもらうこととしました

エクササイズの後、手の形で身体の動きに対しどのような変化があるか体験して

乗車時の構え方にフィードバックできるかも検討してもらいました

 

身体の中心から末端に動きを伝えることと

末端から身体の中心に向かって動きを伝えること

双方から動作への影響を考えていきます

 

 

午前は降ったり止んだりを繰り返し、雨量も1mm程度と

路面が濡れた程度で走行への影響も僅か

注意を払いながらも安定した走行で進みます

 

 午後にかけて雨脚が強くなり、水溜りや川が出来てくる中でも

走行は鋭さを増し

雨である事を忘れてしまうような走りになってきます

 

 

水たまりによって急激に前輪への抵抗が増すような状態となり

フロントタイヤの切れ込みによる旋回をより感じられるようなコンディション

水たまりがブレーキの1つになっているとも言えますが

フロントタイヤをしっかり使いながら旋回を行う事で

コーナー序盤からの旋回力を引き出し

アクセルを開けるポイントを少し遅らせる事ができると

余裕を持ってアクセルオンで立ち上がることができます

濡れた路面や冷えた路面のように滑りやすい状態の時は

アクセルオンのタイミングを良いコンディションの時より少し奥にすることで

より安全で確実な走行を維持する事ができるでしょう

 

そのためにもしっかりとしたブレーキと

アクセルを開け始める時の繊細な操作が必要となってきます

アクセルグリップの握り方

フロントブレーキレバーの握り方

それぞれ自分がやりやすい操作なのか?

今までの経験や指導に捉われず

違う握りを試してみると

もっとやり易い方法が見つかるかもしれません

その際に自分の身体特性を踏まえた握り方は試す価値が有ります

 

参加者の目標と振り返り

ライディングフォームを見直して無駄な疲労感を無くすことを目標に走行しました。

身体の中心部から進行方向に向かう意識を持つことで、力みが少なく曲がれるようになってきました。

 

 

 

 

フロントタイヤが新しくなったことでタイヤの違いを考えながら、サスペンションがしっかりと動く乗り方を目標に走行しました。

雨の中でフロントブレーキを使って向き替えがしっかりと出来る事がわかり、雨でもそこそこ走る事ができました。

 

 

 

雨でバイクもカートもいない静かなレーシングコースを体験走行

 

 

 

 

 

 

夕方には豪雨も過ぎて雨足も穏やかになって終わる事ができました。

 

 

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