素早く取り戻す乗れる感覚


厳しい寒さ、度重なる降雪による例年より多めの積雪量で暖かな春を待ち望んでいた2022シーズン

3月に入り季節外れの降雪が有りながらも

徐々に暖かさを感じられる日々が続いていましたが

例年より遅めの開催となった今回のプレ開催当日は

 

まるで冬に逆戻りしたような底冷え

気温は6℃と冬よりはましなものの

風が常時6m /s

時々雨が落ちてくる曇り空で

路面も濡れ、温度も上がってこない

春の訪れには程遠いコンディションの中での開催となりました。

朝まで雨が降っていた影響で路面は完全ウエット

つい最近まで会場のスピードパーク新潟多目的駐車場内も雪が残っていた影響で

路面には石、砂が多く混じり

コースのコンディションを整えるにも時間が掛かります。

3月後半でまだコースサイドに雪が残る風景は今までに無い姿で

今シーズンの積雪が多かった事を実感します。

 

シーズンイン、本格始動前の肩慣らし回でもあり

コースは穏やかな設定を基本に

少し難易度を上げた配置もチャレンジ出来るように設定

 

感覚、身体の状態に合わせた走行が出来るように整えました。

 

午前中はコースコンディションを把握してもらいながら

1冬分のブランクを埋めたり、1シーズンのブランクを埋めたり

それぞれ自分と車両に向き合い対話しながら走行を進めてもらいます。

気温が低く、路面温度が上がらない中でも走行が始まると身体が温まり

ウェア内で汗ばむ運動量となり

 

感覚が徐々に戻ってきている事が客観的にも伝わってきます。

ブランクを取り戻す上で、幾度となく質問、確認を繰り返し

忘れていた事、身体の動きで確認すべき事など

思い出し、動きを試しながら

感覚が戻り、イメージに近い動きが出てきます。

 

感覚と身体の動きに生じるギャップ

日常的に取る行動、動きであれば感覚と身体の動きに差異は感じにくいものですが

久しぶりに身体を動かす時に、以前の感覚を頼りにすることは

初めての感覚を掴むよりは簡単である事が多いものですが

身体が以前の感覚と同じ動き、能力が出来る状態なのか?

前に出来ていたから直ぐに出来るハズと

思い込んでしまいがちです。

一人で感覚のズレを解消したり、身体能力を取り戻したりする事も出来ますが

客観的な視点を入れながら感覚や身体の動きを確認する事で

素早く的確な感覚、身体能力の回復、成長に繋げやすくなります。

多くのライダーが走り出す春先

走りの安心、安全と共に

楽しみが広がるライディングに向けて

レッスンの機会を利用してもらいたいと考えています。

 

参加者の目標と振り返り

久しぶりの参加なので、コースを廻ったり、基本操作が出来るかなど、自分の身体がどこまで動くのか確認する事を目標に走行しました。

以前参加時の留意点を再認識して、身体の動きも合わせたことで以前の感覚を少し取り戻す事ができました。

後半は疲れから操作が追いつかないこともありましたが、午後からは身体が楽な状態で乗る事が出来ました。

 

暫く乗っていなかったため、感覚を取り戻し、頭の動きや股下の動きについて研究してみました。

股下の動きについて研究してみたところ、細かな調整、試みの組み合わせで走りに少しキレが生まれました。

これによってスラロームも少し上手く走れたような気がします。

 

 

夕方まで底冷えの寒さが続き

走行後のレーシングコース体験走行では走行風が身体に刺すような冷たさを感じましたが

2022シーズンインの準備を整えるに十分な1日となったようです。

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