適切な身体の動きで心地良さにつなぐ


2022年夏

いつもなら梅雨を想定していた時期の第8回は

記録的な早さで梅雨が明け

真夏のコンディションで開催することになりました。

開始前9:00時点で既に気温は30℃超え

走行開始前の路面温度は50℃超えと

小まめな休憩と水分補給を心がけながら走行スタート

 

準備運動として軸メイクを行ない、身体のコンディション作り

完熟走行、コース案内と走行を進めて行きますが

参加者全員が今年度に入ってから複数回の参加ながら

暑さの影響から慎重なペース

集中力を維持しながら

先ずは確実な走行を進めていきます。

 

今回は全員から二人乗り乗車で走行のイメージを体験してもらいました。

いつも初回参加の方を中心に必要に応じて行っていますが、

身体の安定状態や動き方の違い、操作のタイミングなど

自分自身が運転しているイメージで乗ってもらいながら

参考になりそうな場面で実施しています。

ブレーキ、アクセル、バンクのタイミングなど車種やスピードによって異なる部分はあるものの

ことばによる説明、視覚的に示すだけでは伝わりにくいことは

実際に体験してもらうことがヒントになり得ます。

 

特に安定した状態と動き出しについて

過度に力が入ったり、動きが大き過ぎたりすると

疲労に繋がり

体力を必要以上に奪ってしまいます。

会場内のコースはカーブが連続することから、スポーツ的に身体を使う事になりますが

適切な身体の使い方に近づける事で

運転の疲労は適度な負荷として、心地良いものになっていきます。

 

後半はブレーキの集中トレーニング

目標に向かって前後のブレーキを用いて、ただ止まるだけで無く

コーナーに応じたスピードをコントロールする技術の向上にもつなげます。

ブレーキ姿勢とその安定度、精度を高めるために

ブレーキに求められる繊細な感覚を磨きます。

 

 

 

参加者の目標と振り返り

前回参加時のおさらいで身体の動き、操作を行う事で小さく、クイックな旋回が出来ることを目標に走行しました。

アクセルの開け方について、繋がりをスムーズにする事課題について試し、上手く出来るとスムーズにいく場面がありました。

手のひらが自分の理想とする状態では無いので、フォームを含め身体が連動して動けるように意識して最適な状態を作れるようにしていきたい。

 

フロントブレーキとフロントタイヤを使っての旋回について、前回より精度を高める事を目標に走行しました。

前半は走りがギクシャクして精度を高める前の段階でしたが、途中で行った課題走行後、操作がスムーズになりました。

終盤にはフロントからの旋回について精度を高める事が出来ました。

 

 

4月参加時の感覚に戻し、自分のイメージと現実とのギャップを認識する事を目標に走行しました。

身体の安定した状態を上手く作れていない事が改めて認識できました。

アクセルの開閉にメリハリが無い状態が続いてしまい、クラッチを常に操作する事になった事で左手の疲労が増してしまいました。

スピードの緩急が無く、旋回に繋がらないため大回りとなる事を繰り返してしまいましたが、体幹、外足、腕など一連の動きについてイメージを掴む事が出来ました。

 

最後の最後で疲れの見える場面もありましたが、

暑さの中でもそれぞれの気付きを得ながら

走行を終える事が出来ました。

 

昼間の時間が長い この時期

終了後片付けを済ませてからも、会場近くの海辺では夕日が日本海に沈むまで

まだたっぷり夏を感じられる時間です。

 

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