ラインを決める身体の始動ポイント


北から冬の便りが聞こえて始め

県内の山にも山頂には白いものが見え始めています。

早くも季節は秋から冬へ

会場のスピードパーク新潟も緑から茶色、黄色が目立ち始めました。

今回は冬型の気圧配置となり、雨、風、そして気温差の大きいコンディションでの開催になりました。
朝から嵐のような雨雲が通過して、会場内は深い水たまりや川が出来ながらも、時間と共に青空となり、路面も水たまりが解消されてきました。

コンディションの変化を折り込み、スタートから濡れた路面、乾き始めた路面を使って各々が設定した課題に向き合います。

濡れた路面を逆手に取り、コーナーのRは緩やかながら、次第に曲がっていく複合的なコーナーを複数配置。

走らせ方を研究してもらうようなコース設定にしてみました。

 

乗車して、真っ直ぐに走っている状態から曲がるとき

人間が何かしらの操作、動作をする事で曲がるワケですが

 

ゆっくりした動作だと何事も無くできていた事が

スピードが早くなったり

カーブがキツかったり

する事で緊張してしまい

様々なところに力が入り

思うような操作、動作が出来ない。

 

また思うような操作、動作が出来たとしても

何処に向かうか?の意志によっては

行先が不適切となり、思う通りに進まない、結果が違う

などとなるでしょう。

 

止まっている状態から動作する時に

どこから動くか

自分の動き方を知って、活かす事で簡単に無駄なく動きやすくなります。

 

何処に向かうかは

車両によって、コースによって

都度考えながらも

安心、安定した状態をベースに組み立てて行く事で

より良いものが適切に、素早く見つけられます。

バイクの場合、

より真っ直ぐ、より荷重を掛ける事は安定方向に向かいます。

 

身体を安定させて動き始めを適切に行い、バイクを安定させたままで動作させる事で、

向かう方向(ライン)を定めて行く事ができます。

今回はコンディションが様々に変化したことで、これらをより実感できたようです。

 

終盤は突然の大雨と強風で設定したコースを途中で変更することになってしまいましたが、暗くなるまで熱心な走行が続きました。

 

 

参加者の目標と振り返り

バイクに対する身体の各所について置き方について研究してみました。

置き方を変化させる事で先が見やすくなり、タイミングが良くなりました。

一方で複合コーナーが多かったことから、ブレーキを終わらせた後にもコーナーが続く場合の対応として、ブレーキの掛け方について見たり考えたりしました。その日その時のコーナーに対しての対応がすぐ出来るようになることを今後の課題として、次回に繋げていきたい。

 

 

2020年の締めくくりとして、一番良かった9月の時を再現して、定着させる事を目標に走行しました。

上体の位置を修正することで力の抜き方を得て操作が変わりました。

またライン取りを変えたところとても楽に走れるようになり、大切さを実感しました。次のコーナーに向けたラインの作り方の重要性を体感する事ができました。今年度の総決算が出来ました。

 

 

他の走行会で身体の力みを認識できたので、リラックスしたフォームで走行することを目標に走行しました。

自分の身体に合わせた体幹の動き出しに変えたところ、手足も連動して楽に動けるようになりました。身体を入れながら先行して入って行く動きが出来るようになりました。これによって手に余裕が出来て、アクセルワーク、ブレーキの自由度が効くようになりました。

 

定期開催としては2020年度終了になりました。

今年度は多くの皆様から様々な車両でご参加いただき感謝いたします。

 

冬期間(11月〜3月)はプライベート、ペアレッスンを特別価格で随時受け付けています。