梅雨の真っ只中
6月までは雨の量が少ない新潟県内でしたが、7月に入り連日雨マークとなり、今回の開催は事前から完全に雨の運営を想定しました。
新潟県内いずれも前日から降り続いている雨で濡れており、会場のスピードパーク新潟も濡れた状態でした
コース設営を始めると雨予報に反して、雨は上がり
皆さんをお迎えするころには半分以上の路面が乾き
慣熟走行を始めるころに雨がパラつき始めた場面もありましたが、
本格的な走行スタート時はほぼ乾いた状態へ
雨を想定して小回りよりもメリハリを効かせた走り方が出来るようなコースを設定して、参加者にはどこを走るか?ラインについての意識を持っていただきました。
完全な雨予報の中で、乾いた路面の走行が出来ること自体が幸運なことで、途中の雨も想定して課題への取り組みを早々に進めていきます。
お昼休みを挟んで午後からの走行も乾いた路面での走行。
空の色が変化すると共に、天気予報の降雨予想時刻15:00と共に一気に雨が降り出し
あっという間に水たまりができ、休憩場所のテント下は川へと状況は一変
そんな中でもレインウエアに身を包み、乾いた路面と変わらないような走りで各々が走り続け
更に走りのキレが出てくる様子を確認することが出来ました。
乾いた路面ではラフな操作、無理な姿勢など影響が分かりにくい場面がありますが、雨の走行はスムーズな操作が安全な走りに繋がっていきます。
一方でスムーズを意識するあまり、軽い走り、浮いた状態になることもあり得ます。
濡れた路面に限らず温度が低い時などの悪条件になればなるほど、「しっかり乗る」ことが求められます。
自身の安定、車両の安定を作った上で、車両に効果的にエネルギーを伝え動かす。
具体的な操作はブレーキであり
アクセルワーク
そして適切なライダーの荷重変化
それぞれのバランスから滑らかながらも鋭い走りが生まれます。
参加後の振り返り
車両入れ替え後、車両の動くタイミングにズレがあるようなので、一体に近づくことを目標に走行しました。タンデム乗車でアクセルのタイミングを再確認したり、身体の使い方を変えたことで下半身を安定させるポイントを得ることができました。後半は雨の走行にも関わらず長く乗ることが出来ました。
連続したカーブでも安定かつメリハリのある走りのために、安定した軸と可動のポイントのイメージを持ちながら走行しました。切り返しなどで今までに感じなかった感覚を得ることができ、コースレイアウトの影響もあるかもしれませんが、雨の中で満足した走りが出来ました。
いつもと違う車両での参加なので、姿勢やアクセルワーク、バンクのスムーズさなど車両特性を知ることに取り組みました。
軽量車両のため力任せで乗っていたところが有りましたが、課題走行後に身体の使い方に対して気づきがあり、走りのリズムも変わってきました。
結果としてブレーキタイミング、アクセルタイミングが変化しました。
下半身の動きに注目してどのような動きをしているのかを改めて把握することに取り組みました。フロントブレーキをどのタイミングで掛けて、どのようなラインを取るか、ブレーキ、アクセルのタイミングについて理解が深まりました。下半身に注目したものの、身体全体の連動の方が大切であることが改めて認識できました。
車両トラブルがありましたが、ブレーキの使い方で走行ラインに変化が付けられること、下半身を効果的に使うことでスムーズな走行が出来ることを感じ取りました。
走行フォームの修正、確認に取り組みました。またブレーキに課題を設けて走行しました。
途中で肘の位置を修正したところ、車両をバンクさせやすくなり走りにキレが出てきました。大きなカーブでも安定して走る事ができるようになり、雨の中でも安心して走ることが出来ました。
ライン取りやアクセルタイミング、身体の使い方を意識してスムーズにカーブを曲がれる事を目標に走行しました。
コースレイアウト的にラインを意識しやすい環境だったので、前回の復習をしながらアクセルの持ち方を工夫したところ、握りやすくスムーズに走行できるようになりました。
前のブレーキを使っていなかったのですが、使い始めたら安定して曲がれるようになりました。また雨でも慣れれば走れることが分かりました。
雨の中でのレーシングコース体験走行は水たまりや川が流れる状態でしたが、安全な速度で走行して頂きました。
走行終了と共に雨は上がりましたが、行き帰りも含め路面状況が激変するコンディションの中、沢山の収穫を得られたようです。