2020年も梅雨の季節に入り
バイクに乗るには空の様子と天気予報を見ながら
走り出しや行先を決めることもある時期なのかもしれません。
いつもと違うのは
コロナ禍で自粛していた期間が
バイクに乗るための外出を控えたり
自宅に居ることで必要以上にストレスを溜め込んでいたり
といった影響を与えた方もいて
例年以上に
梅雨時期でもバイクに乗る意欲を駆り立てているのでは?
と感じています。
梅雨時期のライディングスクールや当レッスンに於いても
天気を見ながらギリギリの申し込みになるかたも少なく無いのですが、
前回(第三回)終了後には今回(第四回)分は直ぐに定員に達してしまうほど
乗りたい
走りたい
試したい
と意欲的にお申し込みを頂きました。
当レッスンの認知度が変わってきた事もあるかもしれませんが、多くの方の心理的な変化を感じた流れです。
新潟県の梅雨入りはほぼ平年並みの6月11日
今回開催日は雨予報のど真ん中でしたが
少しずつ予報が変わり
梅雨の中休みで曇り空 となり
熱中症の心配が必要な気温の中、スタートしました。
今回は申し込み数の規模に合わせて、コースレイアウトを見直し
敷地内を広く、長めに取りながら
小中のコーナーの中にしっかりとしたブレーキングや
切り返しなどを試せるコースを設定
大型車両やスーパースポーツなどには苦労する部分も有ったようですが、自在にアレンジしながら走行できる要素を入れ込みました。
前回(第三回)からの引き続きのかたは
前回終了後の課題をクリアするための目標を確認
昨年来の参加者の方からは
久しぶりの参加で身体の慣らし目的や、長く課題として認識していたことのチャレンジなどをお聞きしました。
午前中は
コースに苦戦する姿も随所に見られ
走りが定まらずに迷ったりの姿もみられました。
走行の途中で状況を聴きながら対応を検討し、色々と試してもらっていますが、
安定、安心のための軸を意識できると良い方向に進みやすいようです。
午後からは
疲れも見られるなかで
課題走行をこなしたり、微調整を繰り返したりする中で
ライディングがレベルアップしていく様子を感じることができました。
参加者の声
車両入れ替えのため以前の車両との違いや、セッティングの違いを確認しながら走行しました。
パワーやエンジンブレーキの効き方の違い、操作感の違いがあり引き続き慣れが必要ですが、安定したポジションでリラックスした状態で乗ることが必要であると改めて認識できました。
引き続き楽しみながらステップアップしていきたいです。
ターンの左右差があるのでこれを縮めることを目標に走行しました。右ターンの取り回しが課題でした。
無理のない操作を心がけ、疲れも感じられず、右ターンの苦手意識が少なくなりました。
今後も徐々に慣らしながら課題を解決していきたいです。
自分の身体に合った軸を確認して、動作時に身体をどのように動かすかを課題に走行しました。
午前中は厳しいコースレイアウトからダラダラと走ってしまいましたが、疑問としていた身体の動かし方が明確となり、更に途中で自分に合った身体の使い方について確認できたことで、同じレイアウトにも関わらず終盤は全然違う走りが出来たので嬉しかったです。
フロントブレーキやアクセルを上手く使うことを目標に走行しました。
厳しいコースレイアウトで余裕が少なかったものの、スラロームが上手く出来るようになりました。行先に向かう際の起点について意識して試したところ、最初はコースをカットしながらの走行でしたが、徐々に曲がれるようになってきました。
久しぶりの参加でバイクも久しぶりだったので、安定した走行を目標に走行しました。バランスを重視した走行で身体全体の力が抜け、リラックスした走りに変化してきました。
後半になって疲れから力みなど悪い癖が出てきましたが、引き続き今後の課題にしていきます。
ブレーキやアクセルのタイミングによってスムーズなコーナーリングが出来ることを目標に走行しました。
全体として安定性に欠けたものの、ブレーキをしながらのコーナーリングやアクセルワークは掴みつつ有ります。精度がまだまだなので今後は精度を高めていきます。
バイクに荷重をしっかりつたえる事で、安定したコーナーリングが出来るようなる事を目標に走行しました。
課題走行の中で自分の今まで座っていたポイントとは異なるポイントに座っていた事に気づき、正しいポジションで乗車したところ、荷重を掛けることを意識しなくても荷重が掛かっている状態がわかるようになってきました。後半はコーナーが安定して乗れている自分を感じることが出来ました。
バイクに乗る基本として
身体が動きやすくなるために
リラックスは良く言われることです。
多くの場合、
例えばベテランライダーであっても
リラックスしているつもりで
身体の何れかに力みが有ったり
緊張状態となっているところが有ったり
結果として身体が動きにくい状態となっている
と言う事になります。
当レッスンでは
身体の動きやすい
良い緊張状態へと導くために
身体の連動性を引き出す視点で様々な提案を行っています。
ちょっとした身体の使い方、意識の向け方を変えるだけでも
身体が持つ本来の能力を発揮させることができ
安定して安全なライディングへと繋がると言うことです。
今回もスピードパーク新潟様のご好意で走行終了後にレーシングコースを体験走行
初めてサーキットを走行する方もいましたが、ライディングの総まとめとしても楽しんで頂けたようです。