ワンナップライディング2018 第5回目
真夏の山の日(8月11日)
会場の胎内市スピードパーク新潟の早朝は一瞬雨が落ちてきたものの路面は乾いたままで、7月から続く暑さが少し和らぐ程度です。
今回は250ccの車両を中心に大型車両も含め6台が参加
初参加1名、5名がリピート参加です。
今回は主な個別テーマとして
・身体の力を抜いてリラックス
・切り返しのスピードアップ
・安定したサスペンションの動き
・Uターンの立ち上がり安定
・曲がり始め、出口でのブレーキの使い方
などそれぞれの車両、レベルによって意識の向け方はそれぞれですが、ライディングのレベルアップを目指してスタートしました。
今回はパイロンの本数を増やし、カーブの数を増やすと共に曲がる角度も様々に設定しています。
いつもの通り簡単なエクササイズの後、完熟走行で身体と車両のウォーミングアップ後にコース走行へ
コースに慣れて行きながらペースを調整して個別の課題に向かって頂きます。
走り始めは薄っすら曇り空で30℃以下だった気温は走行が進むにつれて上昇。
最初は集中していた参加者も次第に走りに乱れが出てきて、適宜休憩をとっていきます。
安全性を考慮した革ツナギでの参加者は、身体の動きがいつもと異なることや革ツナギで熱がこもり、体力が消耗しやすくなってしまい走行に苦労する場面も出てきました。
午前中に個別の課題について試すこと、そのために必要な練習方法などをディスカッションしながら走行は終了
お昼休憩を挟んで午後からはパイロンスラロームコースを省略してフルブレーキによる停止を加えたコースへ変更
ブレーキングの感覚を呼び覚ますと共に、初参加者からはフルブレーキの操作方法について知識として習得してもらいました。
午後の日差しが高くなると共に気温は更に上昇
走行ペースのアップもあり転倒車両が出始めました。
転倒による安全性は高い場所では有りますが、人や車両へのダメージを考えると最小限に留めたいものです。
暑さによる集中力の低下も一因のようです。
フルブレーキに慣れてきたところで、コースを逆周りにして新しい気持ちで走行
最後は再度フルブレーキにコーナーリングを合わせて最終走行へ
午後は体力の消耗から走行時間が短時間となってしまった方もいましたが、結果はともかく様々な気づきを持ち帰って頂けたようです。
参加者の声
身体の力を抜いてリラックスすることで、カーブ中の安定や走りのメリハリを目標に走行しました。
コーナー中の身体の支え方を学ぶ事ができました。
装備品がいつもと違う事で体力的に厳しくなり、思ったように走る事が出来なかったのが残念でした。
切り返しでの動きを早くすることで、パイロンスラロームのようなコースをスムーズに走れるようになること、コーナー立ち上がりのアクセル操作などを意識して走行しました。
身体の軸を意識することで切り返しが安定してきたことで、不安が少なくなってきました。
アクセル操作についてはまだ課題がありますが、疲れない操作になってきました。
ブレーキを使った時のサスペンションの動きを理解して、体重移動が出来るようにすることを目標に設定しました。
ライディング改善に向けた課題走行をこなした事で、下半身の動きを再認識することができ、上体の使い方に自由度が出てきました。
今まで言われていた事を思い出す事ができ、個々のポイントを思い出す事で望む走りに近づく事が出来ました。
力を抜いたスムーズなライディングを目標に、安定した操作やメリハリなどタイミングも意識したライディングを意識しました。
ライディングポジションについて少し意識を変えたところで、ライディングに余裕が生まれてきました。
リズムの良い時は安定して走行でき、切り返しも安定してきました。
Uターンの立ち上がりでふらついてしまう事があるので、滑らかに立ち上がれるようにすることを目標に走行しました。
車両が変わってから以前の走り方が出来ず、走り方を考えていましたが、身体の使い方は基本的に同じである事に気づきました。
身体の使い方を再認識することでコーナー進入が安定して、結果として立ち上がりが安定して、曲がっている時間が短くなりました。
ブレーキの使い方について理解を深め、ライディングポジションについても見直したいと参加しました。
乗車位置の変更によって曲がりたい方向へ向きやすくなりました。
カーブを曲がる時の加速、減速のタイミングを2人乗りの時を参考にしたところで良いタイミングになってきました。
加減速にメリハリが出てきました。
暑さはライダーにもマシンにも過酷なコンディションですが、最後は乗り手の意思
集中できる状態を作って安心、安全なライディングを心がけたいですね。
次回は8月25日(土)に開催します。