濡れた路面を安心して走るために


2018年ゴールデンウィーク後半初日の5月3日

ワンナップライディングの第2回を開催しました。

全国的に荒れる予報となった天候でしたが、会場のスピードパーク新潟も朝から雨が降ったりやんだり

海に近いこともあり、風も時折強く吹き付ける荒れたコンディションになりました。

 

今回は濡れた路面も考慮してカーブは緩め、一方で回り込みが必要な複合的旋回を必要とするコースを設定しました。

一般道でのより実践的なスキルの習得をめざします。

 

走行前に事前の走行目標を確認したのち

走行前に簡単なエクササイズをおこない

慣熟走行

コース走行と進めていきます。

雨の走行は身体もバイクも温めるのに時間も掛かるので、いつも以上にゆっくり時間をかけ、ペースも落ち着いた状態から進めていきます。

雨のコンディションでは身体を楽に使えば使うほど、安心、安全に走行する事が出来ます。

余計な力が入ってしまったり、動作が必要以上に大きくなってしまったり

事前の課題共有の時間に認識していたテーマがそのまま当てはまりました。

 

単純にリラックスして乗る、楽に乗る。

と言っても

誰にでも、どんなバイクでも共通する事と

人によって、車両によって変えるところ

があります。

自分らしく身体が動く、バイクが動くように研究を重ねていきます。

 

コース走行を続けていくと

雨が落ち着き、路面の水たまりも少しずつ引けて来ました。

一定時間走り、途中でディスカッションを重ね

足の位置は?

手首の状態は?と

課題走行、修正点などを確認しながら

2時間余りの時間を濡れた状態のまま走行して

午前中は終了。

 

昼前から雨は完全に上がり、適度な風も有って

昼休み時間で路面は急激に乾きはじめました。

 

午後からはコースの進行方向を変え、午前中のコース取りを一度リセット

午前中には少しずつ厳し目の設定となっていたコースが変わると

入り口からしっかり向きを変えないと、先に進めない厳しいレイアウトへ

最初は四苦八苦する場面も有りましたが、コース取りを考え徐々にペースを上げて

午前中からの課題に対し、乾いた路面で

異なるコースレイアウトで試して行きます。

課題走行やアクセル・ブレーキのタイミングを変えるなど、今まで体験しなかったバイクの動きが出始めてきました。

途中でブレーキで完全停止を取り入れた走行もこなし

濡れた路面から乾いた路面まで

思う存分走って頂きました。

 

参加者の声

今回はフォームの見直しで身体の余計な動きを少なくする事を目指しました。

リラックスして乗ることで、ターンもタイトになると考えていました。

結果として、足から見直しを図り、上体の安定、更に腕の動きなどにも変化が表れ、安定した走行が出来てきました。

ブレーキの掛け方については引き続き課題として、加減について次回以降に取り組んでいきます。

 

前回の参加からさらにバイクの性格を知ることが出来ました。

カーブを曲がる際に

アクセルを開けること

バイクをバンクさせること

それぞれのタイミングなど

多くの気付きが有りました。

 

5月に入り多くのバイクが走り出しています。

バイクは旅先だけの楽しみだけでなく

移動している時間も楽しい時間です。

バイクとの一体感を増すことで

更に楽しい旅に繋がっていきます。

楽しいバイクが更に楽しくなるワンナップライディング

次回は5月27日(日)

スピードパーク新潟で開催します。

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