山間部はまだまだ残雪の残る4月1日
今年度最初のワンナップライディングを開催しました。
昨年度は土曜日/祝日の開催でしたが、今年は日曜日開催を入れ、第1回目が最初の日曜日開催となりました。
朝晩の寒暖差が激しい季節
朝は10℃を下回り、バイク乗りは肌寒さを感じる気温です。
会場のスピードパーク新潟は夜中に降った雨が乾き、くもりで時折雨がパラつくもののコンディションは良好です。
今回は昨年から複数回参加している常連組と共に、免許取得後のスキルアップにと初めての参加も頂きました。
雪の多い新潟では基本的に冬季はバイクと距離を置く時間
多くの方がバイクの乗り出すこの時期に、安全に楽しく乗るために感覚も、体力も、技量も
確認しておきたいですよね。
まずは自分の目標を決めた後、ディスカッションにて目標を共有させてもらいます。
軽いエクササイズの後、左右に大きく旋回しながらコンディション確認。
その後は、複数回参加の方はパイロンで設営した簡易コースを自分のペースで走行します。
初回参加の方にはワンポイントの留意点をお伝えしてから、コースに入って頂きました。
コースを走行しながら、個別に走行で気になる点を確認。午前中は個別目標に即した走行を中心に走りながら研究していきます。
ステップに対する足の置き方は?
どのように上体の使い方は?
ステップの置き方+踏み替えをどうするか?
どのように視線を向けるか?
ハンドルに対する手の置き方は?
などなど
真剣に走り込み続けるうちに、昼前には太陽の日差しが眩しく差し込み、気温は21℃まで上昇。
震えながら会場入りしていた筈なのに、汗ばむ陽気になってきました。
お昼休みは歓談しながら、手先の使い方。特にアクセルワークに関する個別の特徴についてお伝えしています。
教習所で教わったり、昔からの流れで行なっている手の操作に無理は無いのか?
自分に合ってる?
バイクに合っている?など
一度振り返ってみると面白いものです。
午後からはコースを逆に回り、午前の課題がどのように体現できるか?
参加者同士で車両を入れ替えたりしながら、研究を重ねたり、自分の車両に対してセッティングを変更したり
途中には急制動でブレーキをしっかりかける課題も入れながら、目標達成に向けて走りを仕上げて行きます。
終盤にはそれぞれ課題がクリアになって、走り方が変わってきましたが、一方で別の課題が見つかってきます。
出来た分だけ、次の高い目標が見えてくるのですね。
皆さんが楽しみながらスキルアップ出来たようです。
参加者の声
車両のセッティング変更後、どのような走りが良いのか研究できた。
目線の動きについて、どのようにすればスムーズな動かし方になるのかが分かった。
足の置き方を工夫した事によって変化があり、再度試して見たが、コーナーによって使い分ける事が出来た。
加重の掛け方についても意識する事が出来た。
一方でフルブレーキの目線送り方に課題が見えてきた。
フォームの見直しが出来たことで、身体が楽になった。
今まで左右のバンクに差が有ったが、無くなってきたようだ。
バイクのセッティングを変更したことにより曲がり方の違いを体感できた。
バイクに乗るときの身体の使い方が分かった。
ハンドルが切れると手の置き場に工夫が必要になることがわかった。
バイクの能力を知る事が出来た事で、自分に合っている事がわかった。
ワンナップライディングでは全ての人に共通する内容と、一人一人に異なる要素を分けて対応しています。
一人一人の身体、能力
更にバイク毎にも特性が異なります。
冬季間でオフになっていた感覚をオンに切り替えるためにも、集中した走行で自分を見つめ直す事は有効です。
自分自身とパートナーであるバイクについて理解を深めることで、想像を超えた動き、乗り味を体験することが出来ます。
ライダーとバイクが一体となって
バイクとたくさんの対話ができるようになることで
楽しみは益々増していきますね。