11月に入ってから不安定な天候が続いたものの、前日までは晴れて暖かな天候でしたが
予報では雨が降るのはほぼ確実な中での開催となりました。
殆どの参加者が天気予報に関わらず先行して申込をして頂き
キャンセルが有りながらも、定員近くでの開催となりました。
気温が低く、雨が降る想定で帰宅までを配慮して
開始時間、昼休憩をずらすなどの対応でスタート
ブレーキの掛け始めや離すタイミング
アクセルオンのタイミングなどが排気量や車両特性によっても変わってきます。
午前の走行を1時間伸ばし、昼休み時間を1時間後に設定
雨が降る前提で午前の貴重なドライ路面を集中的に走行していきます。
朝晩の寒暖差もあり、厚手のウエアを身につけてスタートしますが
雨が時折当たるものの、本降りにはならず
動くには適度な気温も相まって、長く走り続けられる分、汗ばむ様子もみられます。
鍵になるのは動きに伴う安定
オートバイのライディングはスポーティーな走りを目的とすると
コーナーリングにおいて止まり、曲がり、走りを繰り返す中で
荷重や抜重、レバー、ペダルの操作、スロットルの操作など全身を使います。
それぞれが「どのように動かすか」の視点で
各種メディアでも取り上げ、操作方法を解説しています。
最近の書籍では細分化して解説するものも見受けますが、
誰に何が適切かは観る側に委ねられているようです。
YouTubeなどでは有名ライダーや指導員が断定的な言い方で解説する場面も
少なく有りません。
ライダー中心で考えた場合、それぞれの身体の使い方が異なり
車両の違いも加味した操作方法も人それぞれが有っても良いのですが
どうしても教える立場の人が自身のやり方や考えで押し付けてしまいがちです。
動かし方に注目するとハマれば動きやすくなる可能性もありますが
出来ない場合に、出来るように動きを作り込んでしまう事が考えらます。
作り込みはやりにくさだけで無く、疲れや怪我に繋がりかねません。
作り込みではなく、個々人の自然な動きを引き出す事で
動きやすく、疲れにくい動きを引き出す事が出来ます。
そこで視点を変えて、動かすことより安定させる場所に注目して
動きやすさを引き出しやすくしていく事が重要になってきます。
動きやすさを導くために、「安定させること」に注目すると
動かすべき箇所が動かされるようになってきます。
今回の参加者が掲げた目標についても
各々の「安定させる場所」が導かれるにつれ
旋回や制動への動きがスムーズになり
安定性や正確性、疲労の低減などが計れて来ています。
遅い昼休みが過ぎても予報通りの雨は降らず
いつ降り出してもおかしくない曇り空の中で、更に走りの精度を上げていきます。
悪天候予報も有って、レーシングコースが早めに開いたことから
雨が降り出す前にレーシングコースの体験走行
最後の最後まで覚悟していた雨は僅かな降りに留まり
最終走行までキッチリと走り切って締めくくる事ができました。
参加者の目標と振り返り
座り方、座る位置などポジションを見直して適切な場所を確認することを目標に走行しました。他の参加者で身体の使い方が同じ人がどのように言われているかを確認したり、見たりしながら自分自身の動きに対する理解を深める事ができました。
ポジションや動作をフレキシブルにする事で様々な状況への対応に繋がることを認識しました。
以前の走行で気になっていた肘の状態を意識しながら走行しました。
位置によって旋回が上手くいかない場面が出てしまうが、適切な位置だと上手く旋回ができました。
今後は右旋回で位置が適切でない場面が多いので気を付けていきたい。
フロントブレーキを使えるようになることを目標に走行しました。
早めにブレーキを掛けられるようになってきました。ブレーキを意識すると身体が不安定になってしまうので、次回は改善していきたい。
アクセルワークについて、動きが伴っていない部分を途中で修正したことで、上手く走れるようになってきました。
雨のコンディションを見越して、外足の意識やサスペンションを沈ませて乗ることを目標に走行しました。
雨が降らなかったので全体的には楽しく走る事ができました。
長く距離を走れたことで一体感を感じる事ができました。
他の車両を試乗した時にフロントブレーキの使い方について、考える機会になりました。
久しぶりの走行になるので、細かな箇所でもスムーズに走れることを目標に走行しました。
最初は力みが有って上手く行きませんでしたが、タンデム走行後に身体を安定させるポイントを意識したところ、力みが無くなりブレーキをしっかり使いながら走れるようになりました。
雨が降る前にとお昼休み後に集合写真を撮影しましたが、最後まで天気は保ってくれました。
当日の映像はこちら




