2025年度8回目の開催は前週の上越地区開催から気温が落ち着いたものの
前回同様午後から雨含みの予報
いつ降り出しもおかしくない曇り空の下、降り出す前にできる限り前倒しで走行と課題解決を進めることとなりました。
今回は複数回参加のみであることを考慮して、やや曲がりの小さな箇所を随所に設定
走行ラインを考えながら、しっかりと曲げ切ることを心がけることで
クリアできるレイアウトのため
車両の動かし方でウィークポイントとなっているところが明確になりやすい設定となりました。
午前は戸惑いを感じられる場面も多く
上手くいく時、いかない時が見て取れます。
随時各自の動きに合わせて動き出しを中心に、意識付けを提案しました。
軽量車両では力など小手先でごまかせることがあっても
重量車両では人の力ではごまかしきれない場面が多くなってしまいます。
手足の指先から動きを協応させる動きも見逃せない視点ですが
身体の中心、特に体幹から導き出す動きが車両との一体感を生み出し
手足の余計な力を抜くことに繋がっていきます。
動き方が違う事は各種スポーツの動きを見ていると、似ているようで異なる動きであることは何となく理解出来るでしょう
一方で動き出し方も人によって異なる事は、多く知られていません。
動き方が異なるだけでなく、動き出しも異なるため無意識レベルで行なっている動作を
改めて意識してみることで、積極的な動き出しへと繋げていくこともあります。
本来は意識せずとも自分の身体に合った動きは自然と導かれるものですが
自分の自然な動きではない動作を指導されたり、意識付けしたりすると
上手く動けないばかりか、疲労を招いたり、最悪の場合怪我へと繋がりかねません。
身体の中心から自分に合った動き出しにすると
身体のLOWギアからTOPへと動き出す道筋を付ける事が出来ます。
午後からは空の様子を睨みながら
それぞれ動き出しを意識していくことで
走りが大きく変化して、手間取っていた箇所も軽快にクリアしていく様子が確認出来ました。
参加者の目標と振り返り
座り方を始め全身を見直し、リアブレーキの使用を抑えて、他の操作に集中できるようにしながら走行してみました。
ステップ上に立ったり、つま先の方向を変化させたりして、ステップ上で踏む感触を得る事が出来ました。
肘の位置についても変化させることで視界や安定感に変化がありました。
フロント、リヤの各ブレーキの役割とバランスを考える事を目標に走行しました。
骨盤の使い方を変えたところ、コーナー進入時の入り方が変わって来ました。
曲がりやすくなり、腕の力も抜けて来ました。
これによってブレーキも使いやすくなってきました。
課題は未消化でしたが解決に繋がる走行が出来ました。
体幹の入れ替えを意識しながらコースを滑らかに通ることを目標に走行しました。
午後から膝の使い方を意識した走行を行なったところ、ハンドルがより切れるようになってきました。
まだ右回りのアクセルワークが詰まった感じるになるのが今後の課題です。
肘が身体の動きを妨げるような使い方となっていることに気付く事ができました。
グリップの握りを変えたところ、ハンドルの操作しやすくなってきました。
今後の運転時に気をつけていきたい。
走行を少し早めに切り上げたこともあり、奇跡的に走行時間中の雨は回避出来ましたが
集合写真を撮影した瞬間から雨が降り出し、このあと集中豪雨へと様子が一変してしまいました。
当日の映像はこちら

