2025年度上越開催も4回目、今年度最終回を迎えました。
秋雨前線の影響から2日まで終日雨の天気予報でしたが、
前日に午後から雨の予報へと変わり
当日は午前が晴れ、午後から雨の予報へと再修正
会場入りすると夜半まで降った雨で水たまりがあるものの、ほとんど乾いた状態でした。
参加の皆さんが雨の予報からレインウエアを準備して会場入りする中
時間と共に日差しも強くなり気温も上昇
早々にウエアを脱ぎながら準備に入ります。
軸を整え、体幹の動きを呼び起こすためエクササイズを行い、走行へ
今回は細かな切り替えしやしっかりとしたブレーキングを求めるコース設定とし
短い区間でも直線をつくり加速ポイントもつくるラインの組み方も重要な要素として盛り込みました。
外周コースは広く使えることもあり、速度を乗せた状態からしっかりと減速して
減速した荷重をコーナリングへと繋げていくレイアウトを設定
減速後に旋回へ繋げる荷重コントロールが求められます。
各々の身体の使い方や車両の違いで姿勢やライン等の違いが現れます。
季節外れと予想外の晴れ間となり、熱中症の心配をしなければならない程、気温も上昇
恒例となりつつある会場前のインドカレーショップから全員がカレーのテイクアウト
昼食も楽しく過ごします。
午後からはタンデム体験でラインやアクセル、ブレーキのタイミングなどを確認してもらい
各自の課題ポイントを再確認しながら走行を進めていきます。
多くのライダーを見ているとフロントブレーキの使用頻度の差を確認出来ます。
全く使わない (リアブレーキ、エンジンブレーキのみ)
少しだけ使う
積極的に使う
大きくはこの3つに大別出来そうです。
理由は様々ですが、多くは
フロントブレーキは怖い(ロックが怖い)
必要性を感じない
アクセル操作との連携が複雑
などがありそうです。
前後ブレーキを使わずともそこそこ走れたり、
積極的にリアブレーキを使うとフロントブレーキ無しでも問題ないとの意見もあるでしょう。
安全面からも制動距離を短くするために、多くはフロントブレーキが役に立ちます。
一方でオートバイの運動性能を引き出し、コーナーリングを楽しむ上で
フロントブレーキを使うことの意義は大きなものがあると考えています。
シャープな姿勢を作り、キレのある動きを導き、安定したコーナーリングへと繋げる
緩慢な動きが気になる場合は積極的にフロントブレーキを使うことで、機敏な動きが出てくるでしょう。
特にスポーツ系の車両では今まで感じたことのないような動きを引き出せると、
バイクの魅力が更に増してくることでしょう。
一方で制御する右手の操作は非常に複雑となり、更に人によって最適な操作は異なるため
使いこなすには多くの研究と実践によって、築き上げていく必要があります。
身体の末端から体幹の動きが変わることを今年度は多く観ています。
複雑な操作が身体の動きを妨げる要因となっている事の裏返しとも言えそうですが、
集中して振り切ったトレーニングを行うと、今までと違う景色が見えてくるかもしれません。
午後の途中でブレーキの目標制動を織り交ぜた走行
止まらずに減速だけしていた箇所で
スピードに合わせたブレーキのコントロールを行い
最適なスピードコントロールを磨いていきます。
精度が上がるとコーナーリングにも良い効果が期待できます。
参加者の目標と振り返り
お尻がずれたりして上体が安定しないことがあるため、上体の安定した状態を目標に走行しました。
ステップを意識してお尻がずれないように意識して走行しました。
ブレーキング時にステップを意識することで、以前よりも上体が安定して走行することができました。
左右の旋回には繋げられておらず、右方向は特に上体が逃げてしまうようなので次回気をつけたい。
効率の良いフロントブレーキの使い方をみつけることを目標に走行しました。
力の加減を変化させてみましたが、まだまだ変化具合が分かりにくかった。
止まる制動のブレーキを久しぶりに体験でき、加速をしっかりしていくと止まらないことも再認識出来ました。
制動のためのブレーキと曲がるためのブレーキの違いを改めて感じました。
フロントブレーキ無しの走行も織り交ぜて走行して、メリハリを効かせた走りのためにブレーキの使い分けやその後のアクセルの開け方についても必要になることを感じました。
これらを細かく操作していくことを次回に繋げたい。
フロントブレーキを中心にブレーキの使い方を意識して走行しました。
途中からフロントブレーキのみで走行してみたところ、フロントブレーキを強く掛ける必要が出てきて
それでも今までと変化を感じなかったので、必要以上にリアブレーキに頼っていたことに気づけました。
目線を先行して送ることも意識したところ、走行ラインが安定してきました。
次回以降も意識していきたい。
身体の背中をブレーキなどで意識しながら走行してみることを目標に走行しました。
白線でタイヤが滑ったりすることがあり、車体が寝たままで白線に乗ってしまったようでした。
路面に埋まっているパイプ上も滑ったことも指標となり、路面をしっかり観たり、直線を大事にした走行と共にラインや車体の状態など様々な走り方が出来ることも今後取り組みたい。
路面に応じた走り方も考えながら走りたい。
雨でもきちんと走れるようにすることを目標に走行しました。
雨が降らなかったので確認出来なかったものの、良いイメージは持つことが出来ました。
フォームも意識して変えてみましたが、良い感じになってきているので崩れないように意識したい。
終了間際には厚い雲が迫り暗くなってきましたが
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