乗り方の多様性を追求する


2025年度胎内市スピードパーク新潟での開催は7回目

夏の暑さもようやく一段落となってきたものの

夏が長く、秋は短いとの予報通り

秋晴れの絶好のコンディションながら、気温は30℃を超え

熱中症対策の水分補給を意識しながらの開催となりました。

 

コースレイアウトはゆったりとした配置としコース案内

コーナーリング時間はやや長めとなりながらも

ブレーキングをしっかりと行うことでメリハリが出るため

車両によってスピードの乗せ方に工夫が必要となってきます。

 

午前は複数回参加者を中心に今まで積み重ねた内容を再確認

身体の中心からの動き出しが出来てくると

連続した動作が非常にリズミカルになる事を確認出来ました。

 

画一的なこと

一般的なライディングスクールなどで全体に話をする内容は全員が同じ事が出来る必要があるのではないでしょうか

基本的な加減速の方法、タイミング、ラインどりなどはある程度画一性がある内容ではありますが、

体幹を始め、手や足、頭の状態などの動きについて

全体に説明する場面もあるようですが、これらは多様的な側面が圧倒的に多い内容です。

 

多様的なこと

例えばスポーツの世界では一見すると同じような動きでも

一人一人異なる動きであることは認識されていることでしょう。

バイクの場合ではステップの踏み方や、シートの座り方、ハンドルの握り、頭の角度など

身体の動きが異なるだけでなく、身長や体力、怪我の状態なども含め

乗っている車両とその特性にも合わせて、多様的である必要があります。

動画や雑誌、Webで乗り方の動きに関する情報は山のように存在していますが

万人が同じでないために、解説通りに動いても上手く行かないこともあるでしょう。

むしろ、真似をしたり試したりが限界を超えると怪我にも繋がりかねません。

 

個性を活かし、伸ばして技術を習得を目指すためには

それぞれの車両特性や身体の動きについて把握して

答えを導き出していくことになるでしょう。

当レッスン内では出来るだけ効率よく、答えを導けるように

相互にディスカッションを行い適切な方向性を探るようにしています。

 

午後からは初参加者に安定した位置を確認してもらい

安定した姿勢の定着を進めていきます。

 

午後の走行で走りが変化して来たところで更に精度を高めていくために

ブレーキトレーニングを織り交ぜていきます。

ブレーキの感覚を磨き、スピードに対するブレーキの精度を高めていきます。

 

 

夏より夕暮れが早くなり夕方の日差しを浴びながら最終走行

 

 

 

 

 

参加者の目標と振り返り

ブレーキの強弱を変えたり目線の送りについて早めに向けるようにすることを目標に走行しました。

午前中に自分の動きに合わせたグローブを試着して動きが変わり、その後も同じ動きを意識したことで目線の遅れが少なくなりライディングフォームが変化しました。バンクも安定してアクセルを開ける時間が長くなりました。

前回参加時の転倒をリセットする事が出来ました。

 

フロントブレーキが強く掛けられなかったり、スラロームが苦手なので出来るようになることを目標に参加しました。

姿勢が安定してきたことで、身体がブレにくくなりブレーキの減速に耐えられるようになってきました。

ブレーキによってクイックに曲がれる場面も出て来ました。

 

 

身体の面とリズムを意識した操作を目標に走行しました。

最後まで体幹の向きを意識出来たので良かった。タイヤの潰れる感覚も意識したことでアクセルを開けている時間が長くなりました。

 

 

 

Uターンなど小さく回る事が苦手で参加しました。

フロントブレーキが使えるようになってきたので、今後も継続していきたい。

 

 

 

 

バイクをバンクさせて曲がる意識が弱かったので、意識して走行しました。

バンク時間を短く、直線を長くする走行ラインを試したところ、今までより旋回時に小さく曲がるようになりました。今までの認識より小さく曲がれる事がわかり、大きな気づきになりました。

 

 

 

最後にスピードパーク新潟のレーシングコース体験走行

1日のまとめと共に、広くなることでより実走行に近いスピードで1日の変化を確認する事が出来ます。

 

 

 

 

 

暑さが残りながらも、終日秋晴れの清々しい中で開催する事が出来ました。

当日の映像はこちら

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