ライディングの常識を見つめ直す


2025年度上越開催は4月からインターバルを経て2回目

会場の新井自動車学校から見る妙高の山々はこの時期でもまだ残雪が見えるものの、

季節は春から夏を前に梅雨入り直前

コンディションとしては暑さを心配しながら開催日を迎えました。

 

会場入りまでの早朝は17℃程とひんやり

陽が登り始めても厚い雲に覆われ、過ごしやすい中でコースを設営する事ができました。

会場の新井自動車学校は外装が改修中で、コースも一部舗装が改修されたこともありコース状況チェックと清掃も行なっていきます。

設営コース内舗装のうち、およそ1/4程が新しい舗装となり

フラットに通りやすくなった反面、舗装後数日とのことで油分が残り、タイヤのグリップへの影響も考え、慎重な走行を呼びかけて走行開始。

 

 

直接の日差しは届かないものの、風が少なく、気温も徐々に上がり

 

コース案内が終わると次々に小休止

休憩と水分補給を適宜行い、午前はコース把握と現状の自分の走りを確認していきます。

 

 

 

 

昼休憩では恒例となってきた近所のインドカレーをテイクアウト

 

食事後に身体の使い方に関する実験を行い

それぞれ身体の動きでライディングの定番と言われる要素について

どのように解釈して実践していくかを感じてもらいました。

教習所や教本で示される要素について

曖昧に定義されている内容と詳細に示される内容があります。

「かるく」などと曖昧に表現されることもあれば

120°などと数値まで示されることもあります。

 

当レッスンでメインに取り上げている身体の使い方のみならず

一人一人の体型、特に身長の違いや手足の長さ

更にネイキッド、スポーツ、クルーザー、スクーターなど車両の違いもあり

場面も直線が続き動きが少ない時と、カーブの続く時では動きが変わってくるのは当然です。

全てを同じ形にはめること自体に無理があります。

言われた通り、教えられた通りに出来ない時は

どのようにすれば出来るのか

別の方法、捉え方やアレンジすることも必要でしょう。

自分で考えるだけでなく、他者視点として当レッスンを活かしてもらうことで

車両との一体感を向上させることとなり、思い通りの動きに繋がり

ライディングが一段と楽しくなってくる事でしょう。

 

 

 

午後からは昼休みの実験内容を再確認したり

タンデム体験や身体の動きに合わせたグローブの体験なども実施

手先から全身へと自分の動きに導かれ

ライディングフォームにも変化が見られました。

 

従来                 タイプ別グローブ

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者の目標と振り返り

身体の上体を保持できるようにニーグリップ等を意識して走行しました。

不用意な前後の動きは無くなってきましたが、左右のブレが出てしまっていました。

手先の動きを制限したところ、グリップの握りが変わり、肘の位置が変わったことで絶大な効果に繋がりました。

 

 

フロントブレーキの使いかた、使い分けを目標に走行しました。

フロントブレーキを効果的に使える事を再確認出来ました。

グローブを試してみたところコントロールしやすく、疲れにくくなりました。

今まで余計なチカラが入っていたことに気付く事ができました。

 

 

暫く乗っていなかったのでスムーズに乗れる事、フロントブレーキを使いながら旋回する事を目標に走行しました。

ニーグリップの見直しとサンプルのグローブの効果でスムーズに乗れるようになりました。

 

 

 

軽量の車両でも身体の動き出しを意識して乗る事を目標に走行しました。

自身の身体に合わせたグローブを装着したことでチカラが抜ける効果がありました。

フロントのブレーキをしっかり掛けられるようになってきました。

直線部分だけでももう少し強めのブレーキが掛けられるようにしていきたい。

 

 

今回は手先を中心にライディングの常識と言われる内容を改めて見つめ直してもらいました。

今までに無い感覚を得たとの感想も得られ充実した1日となりました。

 

当日の映像はこちら

 

終了後に厳しい夕暮れの陽が差してきました。

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