安定から始まる走りの変化対応力


2024年2回目となる上越地区開催

今回は定員を大きく上回る人数が集まりました。

事前に地元上越地区を中心に初参加が半数を占め、遠方からも申し込みをいただいた事もあり、受け入れ体勢を整え対応する事としました。

初参加者のみ実施している身体特性診断を受付と同時に前倒しで実施

昼以降の時間を確保しました。

 

 

 

一時は雨予報も出ていたものの、終日曇り予報へと変わり

安心して朝から準備を整え、受付まで順調に進みましたが…

開始間際から急激に空が黒くなり出し

少しずつ当たり始めた雨粒は瞬く間に大きく、激しくなり

ゲリラ豪雨へと変わって一面はあっという間に川が流れる状況へ変化

あまりの変化にほぼ集まっていた参加者も大慌てで雨から退避

 

比較的短時間で降り止んだものの、深い水たまりが出来てしまう場所も発生し

完全に出鼻を挫かれてしまいました。

 

 

 

 

全員で簡単なエクササイズを行い、コース案内へ

 

 

 

 

水溜りレベルで濡れた路面は、見た目にも不安を掻き立ててしまうもの

ゆっくりとしたペースで慎重に慎重を重ねて走ります。

事前にコース図を使って案内も行っていましたが、

実際に走行してみると戸惑いも多く見られ、コースを外れてしまう場面もみられます。

午前は路面状況の回復と共にそれぞれ走り方を思い出したり、変化させてみたり

走りのレベルアップが進んで行きます。

安全マージンを確保しつつ、中央部分はパイロン間隔は広めに

両サイドは連続したり、狭めたりとブレーキをしっかりと掛けたり

連続したコーナーをどのように繋ぐかを工夫したりと

路面状況の変化と共に走りかたを変えていく事が求められました。

 

午後からは初参加者に向けて個々に適したポジションや操作方法をご紹介して

どんな違いが有るのかを確認していきます。

タンデムシートにて走行のイメージも確認してもらいながら

回復してきた路面と共に全員の走りが変わり始めました。

 

 

今回のように路面の状況が刻々と変化することは

一般道でツーリングをしていれば頻繁に起こりうる事です。

一方で天気の良い日に慣れ親しんだ道を走る と言う場面が多くなると

変化には対応しないことも多くなってしまいます。

 

天候だけでなく様々な道路、環境に対して余裕を持つことは

ライダーの心と共に、技術的にも出来る事や感じる事をより多く、広く

習得しておく事で変化に対して柔軟に対応出来る運転が可能となるでしょう。

常にライディングに幅を持たせる事で線から面へ幅広く対処できるようなる。

そのためには中心となる基本、中でも安定した姿勢からご紹介するようにしています。

 

終盤はブレーキトレーニングを交え、ブレーキ操作の基本と共に体勢も確認していきます。

 

 

 

 

 

参加者の目標と振り返り

低速時にフラつきがあったりするので車体を安定させて、疲れない走り方を覚えることを目標に走行しました。

バランスの良いポジションがわかった事で、安定感が出てうまく曲がれるようになりました。コースの先が考えられるようになりました。

 

 

 

バイクを傾けてカーブを曲がれることを目標に参加しました。

スラロームに苦手意識が有りましたが、身体の動かし方を知って出来るようになりました。バイクを意識的に傾けてカーブを曲がることが出来るようになりました。

 

 

 

スムーズに曲がれるようになることを目標に参加しました。

普段の公道では出来ない体験をすることができ、勉強になりました。

 

 

 

 

小旋回やリーンイン、アウトが出来るように参加しました。

自分の身体に合った姿勢を意識することで乗りやすくなった気がします。

タンデムの走行が印象に残りました。

 

 

 

楽しく安全にバイクに乗れるよう、基本を学ぶ為に参加しました。

姿勢やグリップの握りで動きが変わり、バイクの動きを身体で覚える事ができました。バイクの挙動に素直についていけるようになりました。

 

 

 

 

両輪を効率よく使えるように走れるようになるために、ブレーキを強くかけてフロントタイヤを意識した走りを目標に走行しました。

コースレイアウトが楽しく、バンクさせる走りになってしまいました。

リアがイン側に向いてくれる感覚が明確に分かりました。

 

 

 

Uターンなどスムーズな走りが出来るように参加しました。

グリップの握り方でこんなに変わるのかと言うくらい操作が楽になりました。

切り返しなど体重移動が良くなりました。

 

 

 

事前に過去参加時の動画を確認して、身体全体を使ったライディングを目標に走行しました。

ステップの足位置、座り方などを試して座る位置を従来より後方とすることで、リアへの荷重が掛かるようになりました。

 

 

 

軸を意識する事でのフォームの安定によって、フロントサスの動きを感じながら安定した小回りが出来るように走行しました。

自身の合った目線を意識する事で目線が遠くに出来るようになり、怖さが無くなってきました。安心感を感じられました。

 

 

 

肘が下がりやすいので肘位置を意識して走行しました。

着座位置を変更したら身体が動かしやすくなり、小旋回でも肘を意識しなくてもターン出来るようになりました。手首の角度も気にならなくなりました。

 

 

 

低速の取り回しなど基本の操作を習得するために参加しました。

着座位置やグリップの握りなどを変えてスムーズな旋回が出来るようになりました。

 

 

 

 

ブレーキでサスペンションを縮めて、大小のコーナーを適切な加減速で行うことを目標に走行しました。

サスペンションの動きだけでなく前後の体勢、ブレーキ、アクセルなど総合的なものである事が分かりました。

雨や荒れた路面での走行で良い経験になりました。

 

 

コンパクトに曲がれるようになることを目標に走行しました。

自分に合ったポジションやグリップの握りやブレーキの掛け方を知り、参加前よりもコンパクトに曲がれるようになったと思います。

 

 

 

暫く乗っていなかったので以前よりターンでフラつくので現状を確認し、手の力み具合を確認しながら走行しました。

フロントブレーキでのフラつきが出ていましたが、体幹の動きを思い出す事で肘周りが楽になり、動きやすくバンクも安定してきました。

 

 

 

走行する場所、路面状況の変化やレイアウトなど

多数の変化に対応しながら皆さんがスキルアップを果たし

最後まで走り切ることができました。

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