暑さの中で作り上げるバイクとの一体感


2024年度6回目

暦の上では立秋を過ぎたものの

まだまだ秋の訪れには程遠い暑さが続く中での開催となりました。

直前まで関東、東北と台風による影響が出る中

新潟は影響が殆どなかったものの、早朝からところどころで雨が降り

県内各地から会場の胎内市までの移動時に雨に降られる場面も有ったようです。

会場も一時的に路面を濡らす雨が落ち

暑さを少々和らげる打ち水となりました。

 

直射日光を避け、日差しが雲で遮られるタイミングでエクササイズを行い

コース走行へ

 

いつもと同じように数周に渡り前走で案内した後にコースを引き渡しますが

直ぐに水分補給やウエアーの調整など、走行をお休みする場面が見られます。

走り続けていてもレーシングコースと異なり走行風が殆ど期待出来ないため

長時間集中するには厳しいコンディションと言えそうです。

 

午前は曇り予報ながら強い日差しが照り付け、黒い装備品の参加者は厳しい暑さとの戦いになっています。

走行と休憩を小まめに繰り返しながら

修正ポイント、課題走行などを進めていきます。

 

昼休みは初参加者の身体特性診断

自分の身体を知る事で動きと共に安定させるポイントを知る事が出来ます。

 

ライディング技術の習得と言っても様々な捉え方がありますが

バイクの運動性能を引き出しながら運転することで、スポーツライクな楽しみ方が出来るようになります。

走る、曲がる、止まるの動作に対してライダーがどのように関与するのか?

 

競技的な楽しみ方だけでなく、自分の愛車が自分の思い通りに操れたら

大きな満足を得る事が出来ることに繋がります。

自分の身体の動きと車両の動きを連動させるために

自身の身体が安定しながら、楽に動かせる状態を作ること

安定と動かす事は相反するように受け取られてしまうかもしれません

個々の動きには必ず安定した動作が出来る動き方があります。

 

多くは自分自身の身体が

動けなくなっていること で有ったり

身体が不安定 で有ったり

することが思い通りに行かない要因となっている事が考えられます。

自身の主観によるチェックはもちろん、客観的な目で確認してもらいながら

動きやすさや安定を追求していくと

身体と車両の一体感が増して、操れている感覚が育まれることでしょう。

 

終盤はブレーキトレーニングを交えた走行

適切なタイミングで適切な場所に止めるブレーキの精度を高めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

参加者の目標と振り返り

グリップの握り方を意識して手首の角度などをポイントにしながら走行しました。

身体の前面のスペースを気にかけながら適切な手首の角度になることで、肘の位置も変わってきました。

ブレーキ使用時に下半身の体勢ができるできるようになってきたが、アクセルの戻し方について今後の課題です。

 

 

ライディングフォームの左右差を少なくすることを目標に走行しました。ブレーキを使わない事でライディングフォームを見直しながら、ブレーキの有無を試してみました。

直線ブレーキからの停止時のフォーム、リヤブレーキの使い方などで多様なブレーキの姿勢、使い方を認識することが出来ました。

左右ともにブレーキをしっかり使うことで安定して左右差も少なくなってきました。

 

 

他車両で得た前後輪を使ったリーンの感覚をフィードバック出来るように走行しました。

概ね感覚をフィードバック出来た事でパイロンスラロームの感覚が変わりました。

一方でフロントブレーキの使い方に関しては掛け方を変えたりして試してみたものの、まだまだ掛け方に課題があり場合によっては更に掛け方を工夫していくことも考えたい。

 

 

 

過去参加時のポイントを再確認して細かなところでもスムーズに曲がれるようにする事を目標に走行しました。

旋回方向の肩の入り方を変えたことでスムーズに曲がれるようになってきました。

良い時もあれば、リズムに乗り切れない時もあり、短い周期で参加することで上達を感じられるので来月も参加したい。

 

 

コーナーをスムーズに安全に曲がれるようになりたいと考え参加しました。

走ってみた事で何が出来て何が出来ないのか、今まで考えていなかった課題が沢山見えてきました。

参加の皆さんと沢山話すことが出来て、楽しく過ごす事ができました。

 

 

 

暑い時期は身体にも車両にも負担が大きくなりますが、

春から乗り続けて来た成果が継続する事で定着へと繋がっていく橋渡しの時期とも言えそうです。

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