走りの世界を広げるブレーキの使い方


2日連続開催2日目

1日目の夜は夕方から一気に涼しくなったスピードパーク新潟の会場内で

バイクを語ろう 会を開催

20℃近くまで気温が下がり長袖が必要な夜から

朝は日が上り始めると共に一気に気温も上昇

準備を整える頃には30℃に到達です

初日と同様に走行前にコースを全員で歩き、減速、近づくポイント、向き、加速などの流れを確認

身体の動きについても一例を示してみました。

 

 

 

 

 

身体の動きやすさ、持っている能力を引き出すためのエクササイズ

骨を揃えることで本来の可動域を確保したり、本来のチカラを発揮出来るように準備していきます。

 

 

 

 

 

今回は前半に「ブレーキ」を大きなテーマとして掲げ、ブレーキの作用を改めて確認すると共に限定条件下で体験してもらい、コメントしてもらいました。

今回の体験は専有コースで管理下の元、限定的な条件で実施しております。

1.フロントブレーキのみで走行

・怖かった。握りゴケしそうになった。

・やりにくく、コーナーが安定しなかった。

・雨の日に大排気量車に乗った時の感覚だった。

・車体が安定せず、立ち上がりが不安。

2.リヤブレーキのみで走行

・曲がってくれないが、車体は安定する。

・安定する。立ち上がりで引きずれる。

・車体が切れ込まないがラインを考えたり、フォームを変えたりして走った。

3.フロント、リヤブレーキ無し

・アクセルのオンオフのみなので頭を使って走らせた。

・スピードが出せない。

・スロットル操作のみで身体の動きをより意識して走った。

・ふくらんでしまうので進入が抑え気味となった。アクセルのオン・オフタイミングを考えた。

1、2、3トータルの感想

・不安定になるので、結果的に他の動作操作で補った。

・一つ一つの役割が良くわかった。

・それぞれに何処を走らせれば良いか頭を使ったが、ラインの気付きを得た。

・フロントはあまり強く掛けていないが、無いとはらんでしまう。

*この内容を一般道で実施する事は絶対におやめください。

 

一人一人の経験や車両の特性も関連して

感想はそれぞれとなりました。

ABS装備の車両や電子制御付き車両が一般的となって来ていますが、バイクのブレーキの操作技術、制御技術はまだまだ乗り手に委ねること多く

更にスキルを磨いた時に、これらのコメントは変化することでしょう。

 

 

午後は任意のコーナーにブレーキ用のマーカーを置いて

ブレーキ制御の目印としました。

午前の体験と個別の課題を連動させて走行していきます

 

 

 

 

午後の走行を進めていくと雨粒が落ち始め

少しずつ暑い路面が蒸し風呂のような状態へ変化しますが

時間と共に多くの雨粒が路面温度を下げていきます。

水しぶきが上がらない程度の濡れたコンディションで

乾いた路面と遜色ない走りで走り込んだり

課題を整理したりと

変化を活用しながら楽しんでもらえたようです。

 

 

参加者の目標と振り返り

前日に引き続き車両に慣れてフロントの安定を目指して走行しました。

途中で雨が降っても車両の安定感は抜群で、様々なブレーキを試してどんな時にどの位使えば良いかなど、使い方の幅が広がりました。

 

 

 

 

前日を踏まえてハンドルと身体の向きの関係性について意識しながら走行しました。

様々なブレーキを試す中で普段の操作が無くなった分で、身体の使い方に気付きがあり動かす箇所と安定させる箇所の重要性について体感する事が出来ました。

 

 

 

 

暫く乗っていなかったため、以前参加時のポイントを意識して走らせ方を思い出しながら走行しました。

細かな旋回が連続する場面でうまく曲がれない事が有りましたが、途中で身体の使い方について提案通り試したところスムーズに曲がれるようになりました。

ブレーキについてはストレスも溜まりましたが、良い経験になりました。

 

 

アクセルグリップの持ち方を工夫して走行してみました。

途中で動ける範囲を確保しながら走行したところ、ターンを少し小さくする事が出来ました。

ブレーキ課題については今までのようなラインを走れない分、頭を使いながら走行した事で、別のラインでも走れる事を認識する事が出来ました。

 

 

直前まで雨の中レンタルカートの耐久レースが行われていたレーシングコースを体験走行

 

 

 

 

 

 

1日参加、2日連続参加とそれぞれ収穫を得ていただいたようです。

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